ROCK’A’TRENCHが活動休止すると発表されたのは昨日のこと。
あれから頭の中をROCK’A’TRENCHの曲が流れ続けています。
でも、ちゃんと聞こうとはまだ思えません。聞いたら泣きそうなので。
活動休止ということ自体もショックだったんだけど、
それよりも、いきなりだったことに大きな衝撃を受けてしまいました。
ライブの模様を伝えてくれていたブログの記事もとても楽しそうで、
とても盛り上がっていたので、そんなのを見ていたから、
急に奈落の底に落とされたような気持ちになりました。
いきなり別れを告げられるとこういう気持ちになるんだなって。
今回のツアーが最後になってしまうわけだけど、
東京公演は仕事とぶつかっていくことができなくて、
なので、今年の夏に発売されたアルバムに初めて入った曲たちを、
彼らの生演奏で聞くことはできなくなってしまったのでした。
実は、新潟の公演が日曜日で、その日は休みだったので、
遠いけど行こうかどうか検討したんだけど、
ライブ会場が駅から遠かったこともあって、その日のうちに帰れそうもなくて、
なので、結局行かないと決めてしまったのでした。
ああ。まあ、しょうがないな。
で、ブログ本体にも書きましたが、
本人たちも言っているけど、やっぱりバラバラ感というか、
そういうものは普通に感じることができたわけで、
自分自身もそれが不安なところでもあったのでした。
不安というのは、それが果たしてファンなのかと。
というのは、ROCK’A’TRENCHに初めて出会ったのは2009年のめざましライブでのことで、
そこで演奏された「旅人」という曲にすごく惹かれたのでした。
それから、彼らの音楽をmoraとかで購入していったんだけど、
彼らの初期の楽曲はSKAを取り入れたものが多くて、
その音楽がまさに自分の琴線に触れた感じだったのでした。
ただその音楽性は徐々に変化していって、
作曲者によって大きく暗示の違う楽曲が提供されるようになりました。
それまでの、山森楽曲や畠山楽曲が、まさに自分の好みに合致していて、
一方で、オータケ楽曲はどうなのかみたいな感じに自分ではなってきて、
彼らROCK’A’TRENCHの提供する曲すべてが好きなのがまさにファンなのであって、
作曲者によって好き嫌いを出すのは、果たしてどうなのかと。
それが自分の抱えていた不安でした。
ROCK’A’TRENCHいいよ!って言っておきながら、すべてが好きじゃないってどうなんだって。
でも、その気持ちが大きく変わったのが「言葉をきいて」という曲だったのです。
この曲はオータケさんが作った曲で、この曲が何とも素晴らしい、
カラオケで歌った時にはちょっと泣きそうになってくる、それだけ素晴らしい。
そして、今年の9月に新宿で行われたフリーライブで、
自分はボーカルの山森さんの方を見ていたわけですが、
そのちょうど後ろでオータケさんがドラムをたたいていて、
いつの間にか、自分の目はそのオータケさんに向けられていて、
その気迫ある演奏の様子に見入っていたのでした。
まさにその時に、ようやく自分はROCK’A’TRENCHファンになったのでした。
山森さんも畠山さんもオータケさんも、もちろん、河原さんも豊田さんも、
みんなのことが好きだと胸を張って言えるようになったと。
そう思った矢先の活動休止発表だっただけに、ショックが大きかったわけです。
それまでは、確かにバラバラだと思っていたけれど、
それがバラバラじゃないんだって思うようになったのに、
彼ら自身から「自分たちはバラバラでした」って言われちゃって、
もちろん、バラバラじゃないなんてのはこちらが勝手に思っているだけなので、
彼らには彼らなりの考えがあるわけですけど、
ある意味、自分にとってはタイミングが最悪だったわけです。
まあでも、今はまだライブが終わっていないので、
ROCK’A’TRENCHはまだ動き続けていて、それを見るとちょっとホッとします。
これから先、彼らがそれぞれどういった活動をしていくのかわかりませんが、
昔だったら、山森・畠山の2人しか追わなかっただろうけど、
今はみんなを追っていきたい気持ちなのでした。
また復活してほしいよね。無理だろうけどさ。
長々と失礼しました。