夜の奥之院を歩く

昨日と今日はお休みでして、嵐の前の静けさといいますか。
ということで、今のうちにゆっくりしておきます。^^

さて、高野山の話を続けていきたいと思うのですが、
恵光院」に選んだ理由の1つは、奥之院ナイトツアーの出発地点になっていたからなんです。

19時に集合ということで、山の上ということもあってちょっと肌寒い感じ。
半袖で参加している人もいたけど、ちょっと寒かったんじゃないかなー。

参加者は10名くらいで、他の宿坊にお泊りの方も何名かいました。

「阿字観体験」でお世話になったお坊さんの先導で奥の院まで。
歩きながら案内してもらって、やはりいろいろ教えてもらうのは大切ですね。

このツアーに参加しないと夜は奥之院には入れないのかと思っていたら、そうではなくて、
奥之院へは24時間いつでも参拝できるということでした。

一度夜に行けば次からは一人でも行けるかもだけど、暗いし、なかなか勇気がいりますね。
時折、木の上から鳴き声が聞こえてきて、ムササビがいるとのお話。

恵光院が管理しているという明智光秀のお墓とか、豊臣秀吉の墓所もご案内いただいて、
一番奥にある御廟へと。ここからは撮影ができません。

いまでも御廟では空海さんが生きて瞑想を続けているということでした。「生きて」です。
そこは宗教ですからね。そこを信じている方たちが真言宗の信徒さんたちということですね。

この御廟の前にある燈籠堂の燈籠がきれいでしたねー。すばらしかった。
光が入っているのでなおさらきれいです。

そこで、お坊さんから真言密教についてのお話もあって、
密教というのは、日常に潜んでいる大日如来の教えを見出すことを目指しているとのことで、
顕教はどちらかというと行動を制限することで正しい生き方を模索しているけれども、
密教は、日ごろからこころを穏やかにすることでいろいろなことに気づいていこうとしていると。

なるほど、「阿字観」もまさにそのような感じですものね。

御廟をお参りしたところで解散となりました。帰りは各自で。バスにも乗れます。
宿に戻ってきたのは21時ころだったかな。早く寝ましょうね。

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