いじめ防止対策研修

今日は昼からということで、ゆっくりすることができました。
でも、昼に出たから花粉がすごくて…。

で、昼から職場に行って聞いてきたのは「いじめ防止対策研修」です。

2013年に「いじめ防止対策推進法」というのが作られたのですが、
なかなかその法律の効果が上がっているのかは怪しくて、
最近もいじめの問題が大きく取り上げられるているわけですね。

ということで、そんな状況も踏まえて、
このような研修が開かれたということだったのでしょうが、
いじめをどう防止するのか、どのように対処するのか、
そんな話が聞かれるのかと思ったら、講演者は弁護士でした…。

さらに、初めの内容が「自分の身を守るためには」という話で、
なにか、責任を回避する方法を教えているのかのよう。

やり取りはメールですることで証拠が残るとか、文面にも気をつけろとか、
できないことを請け負うなとか、そんな話ばかりで、
訴訟に備えるための指南という感じだったのでした。

まさに、こんなのがいるから自分は弁護士になりたくなかったんだよね、
といったもののお手本のような話で、ああ、来て損したなーって。

一応、後半には法律の内容を踏まえて採るべき対応の話があって、
何かあったらすぐ報告しよう、いじめの定義を勝手に狭めてはいけない、
担任だけでなく組織全体で解決しようなんて感じで、その辺はまとも。

それを聞いていたら、これはもしかしたら前半は方便だったのかなって。

つまり、前半の責任回避法を話しますよって導入は、
後半を聞かせるためのものだったのではないかと思ったのです。

こういった話はいろいろなところでさせられているわけでしょうが、
なかには、取り組みに消極的な人たちもいるのではないかと。

特に、公立の先生なんかは、また変な弁護士が上から派遣されてきて、
あれやこれやと自分たちの負担を増やすようなことを言うんでしょ、と、
最初から話を聞いてもらえない可能性があるわけですよね。

でも、これは自分たちの身を守るためなんですよ、
負担が増えるかもしれないけど、それも自分たちのためなんですよって、
そういっておけば、意識の低い人も聞いてくれるかもしれないわけで。

これは考えすぎなんでしょうかね。

考えすぎだとしたら、あの人はどうしようもないクソ弁護士だと思うけど、
考えた上でのことなら、自分が悪役になってもいいから、
ともかくいじめを防ぐための行動をさせようとする立派な弁護士ですね。

まあいずれにせよ、取り組みが広がっていけばいいですね。

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