「江戸しぐさ」

「寒の戻り」というやつですね。水曜日は雪が降るかもって。
でも、これが季節を進める一歩なのだと解説されていました。

さて、今月はどちらかというとゆったりな1か月で、
4月から忙しくなるのでいろいろと準備をしておかないといけないんだけど、
それをやる気も起らず、ただただ時間がすぎと行くのみなのであります。

じゃあ何をしているかというと、テレビを見ながらネットをするという、
何の生産性もないことなんですけど、さすがに夜は仕事に行っています。

で、土曜日はひさびさにMXテレビの「田村淳の訊きたい放題!」を見て、
「淳と隆の週刊リテラシー」のころからよく見ている番組なのです。

そこで出てきたのが「江戸しぐさ」の話題で、
江戸時代に人々が行なっていたマナーというかイキな行動のことで、
「傘かしげ」とか「こぶし腰浮かせ」なんかがあると。

かつて、AC(公共広告機構)のCMでもやっていたことがありますよね。

そんな「江戸しぐさ」なんですけど、あれってねつ造なんですって。
それを番組でやっていたんですね。

何のためにねつ造されているのかさっぱりなんですけど、
まあ、そうやって美談を作って道徳教育をしていこうという動きは、
日本は戦前からありますものね。

大学時代に勉強した、戦前の道徳教育「修身」のことを思い出しました。

CMでもやっているくらいだからすっかり信じてしまっていましたが。
しかも、ACのCMでしょ。そりゃ信じちゃうよな。

さらに、その話の流れで「水からの伝言」のことが出てきて、
水に言葉をかけると、氷の結晶の形がその言葉に影響されるというもので、
「ありがとう」とか「平和」とか良い言葉をかけると美しい結晶ができて、
「バカ」とか「戦争」とか悪い言葉をかけると汚い結晶ができるんだって。

その話はすっかり忘れていて、でも、前に聞いたことがあったなーって。
ただ、この話も嘘っぱちだということでした。

たしかに、こっちはなんとも胡散臭いよね。
だから自分も記憶に残っていなかったんでしょうね。

手を変え品を変え、こうやって道徳教育というか洗脳というかね、
そんなことが出てくるのはなんとも気味が悪いですね。

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