
昨日は前の職場の同期とお食事。奄美に行ってきたという話を聞いて、いいなーって。
ということもあって、今月のカバー写真は南の島にしました。奄美じゃないけど。
出雲・石見の旅の話は、いよいよ三瓶山近くにある埋没林までやってきました。
温泉津温泉の薬師湯でおじさんから話を聞かなければ、来ることはなかった場所。
タクシーの運転手さんも、石見銀山のガイドさんも、ぜひ行くべきと推してくれました。
でも、そんなところ知らないですよねー。もっと広報がんばってください!
ということで、「さんべ縄文の森ミュージアム(三瓶小豆原埋没林公園)」に着きました。
入ってすぐのところで、映像で埋没林の形成過程についてはVTRで学べるのですが、
4000年前に起きた噴火で発生した土石流に埋まった森林が、
さまざまな条件が重なって、根を張って立ったままの状態で保存されていたというもの。
海の中とか、倒れた状態で残っているところはいくつかあるみたいなのですが、
経ったまま残っているというのはかなり珍しくて、世界中でもここくらいらしいのです。
保存館にはそれらの木がそのままの状態で残されています。埋まった時と同じ状態で。
なので、見学するには下へ下へと階段を下りていく形になるんですね。
埋まっている間、酸素に触れることはなかったので、腐食も進んでいなくて、
枝や葉はないんですけど、それ以外は普通に立っている木のよう。
これが4000年前のものとはね。まさに縄文時代の木々なのです。
もう1つの展示室には、木の根元の部分だけ保存されていて、それを間近に見れました。
ちゃんと立っているんだなーって。こちらの上の部分は最初の展示室にあるって。
で、公園の敷地内には棒のようなものが点在していて、これが目印だということ。
この棒がある位置に、木が今でも埋まっているということなんですって。
周りには特に何もない、集落の中にポツンとあって、
農地を大きくしようと工事を始めたところ、この木々が見つかったんだそうです。
地元の高校の先生がそれらの木を見て、これは大変なものじゃないかと気づいたとか。
その人がいなければ、木々はすべて撤去されてしまっていたことでしょう。
それらの木を使ったグッズも売られていて、もちろん買って来ました。
徐々に材料が減っていくでしょうから、貴重ですよね。
車でないと行くのは厳しいところで、近くまでバスも出てますけど、本数も少なくて、
今回連れて行ってもらえて本当によかったです。ありがとうございました。
2004年からブログを書いています。思ったことを気ままに書いていますが、旅に出るとその記事で埋まっていきます。旅行は日本国内が中心で、2022年6月に旅をした和歌山県をもって、47都道府県すべてを訪れたことになりました。好きなアーティストのライブにもちょいちょい行っています。
文系学部卒だけど理系脳なのか?という感じ。
このブログではできる限り政治に関する発言は控えようと思っていますがたまに漏れ出します。その辺のことはX(旧twitter)でがっつりつぶやいてます。