街道沿いの旅籠に泊まる

最近は夕立の気配もなくなって、すっかりカラカラですね。
台風が近づいているようで、影響があるのでしょうか。

さて、木曽路・中山道を歩いてきた話の続きなんですが、
初日は中山道沿いにある大妻籠というところの集落の宿に泊まりました。

妻籠宿からは1.5kmほど離れていて、間宿(あいのしゅく)というそうですね。
そちらにあった「つたむらや」さんに。築150年の養蚕農家を改築して旅籠にしたそうです。

隣の部屋とはふすま1枚で仕切られているというのが昔ながらのお宿ですね。
ただ、お風呂やトイレは改装されていてとてもきれいでした。

お風呂は2つあって、空いているときに鍵をかけて使うので気兼ねなく入れました。

驚いたのは食事で、ほとんどの食材を自分のところで作られていると。
野菜はもちろん、お米もお茶も、そして魚も養殖をしているって。信州サーモンもアマゴも。

近くに生け簀があるというので食事の後にちょっと見に行ってきました。
勝手に誰かが持っていくなんてことはないんでしょうかね。そんな心配ないのかな。

夕食にはどぶろくが出されました。もちろんこれも自家製。品評会でも高い評価を受けたそうで。
どぶろくは初めて飲みましたが、まったりするのかと思ったらそうでもなく、日本酒ですね。

そんな食事は、宿泊している人みんなが揃って食堂でいただいたのですが、
その日泊まっていた13名のうち、日本人は自分だけでした…。他はみんな外国の人。

8~9割は外国の人なんだそうです。食事とかお風呂とか慣れないことが多くて大変そうだけど。
ただ、夜がうるさいということもなくありがたかったです。ということで、22時には寝ちゃいました。

翌朝は雨。土砂降りではないけど、中山道を歩くのはちょっと辛い感じでしたね。
前の日に妻籠宿まで歩いておいてよかったです。

9時過ぎに宿を出発しようと思っていたら、突然部屋の電気が消えました。
周辺一帯が停電をしてしまったみたいで。雨のせいですかね。

大変ですねーって、宿のおかみさんとお話をしているうちに復旧しました。
10分ほど歩いたバス停からバスに乗って南木曽駅まで。2日めは雨の中のハイキングでした。

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