日本人はすごいなー
- 2004.09.19
- たべもの
いつも何気なくやっていることが、日本人にしかできないなんて。
「井の中の蛙」のごとく、そんなことに気づかされたわけです。
日曜日はなかなか面白いテレビが多いんだけど、
13時からの「噂の東京マガジン」(TBS)は、
地味なんだけど、ためになる情報が満載で、よく見ているのです。
そこでやっていたのが「ばっかり食べ」という食事の仕方。
普通食事をする時は、いろいろな皿からチョビチョビと食べていき、
最終的にはほぼ同時にすべての皿から食べ物がなくなるわけですが、
「ばっかり食べ」の人は、1つずつお皿を空にしていくのです。
「え? そんな食べ方したら、ご飯の意味ないじゃん」と思ったら、
そうやってご飯を食べるのは日本人だけということのようで、
事実、番組内でカツ丼を食っていたロシア人女性は、
まずみそ汁を全部のみ、上にのっているカツとたまごだけを全部食べ、
最後に、残った下のご飯を食べるという食べ方を普通にしていたのでした。
ご飯を味付けるみたいな感じで普通は食べるわけでしょ。
だから、おかずはちょっと塩っ辛い味付けになってたりするわけで、
ときたま、漬け物やみそ汁で口のなかをリセットして、
また新たな味付けを口の中で行なっていっているわけです。
これを「口中調味」といって、日本人にしかできない技だということなのですが、
これができず、「ばっかり食べ」になってしまう日本人が増えているそうなんです。
「口中調味」は、考えながらものを食べるので、脳の活性化にもつながるんだってね。
確かに、フランス料理のコースなんか考えると、出てくるのは単品。
組み合わせなんてありえないわけで、
番組では「日本人みんなが自分で味を考えていく調理師なんだ」といっていたけど、
そんな日本人に生まれてよかったなーと思ったのでした。
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