ふと…

最近書くことがないなーと思い、ふと考えた。
「俺の授業は何か役に立っているのか?」

朝早く起きて、電車に乗り、生徒たちとともに雨の中歩いていく。

授業は同じことを8回繰り返す。
すべてが台本どおりに進んでいく。
強調するポイントも、笑わせるタイミングもすべて同じ。

授業後は塾が始まるまで暇つぶし。
質問に来る生徒はいない。
入試に使う教科ではないから、知らなくてもかまわないわけだ。

日本史や世界史は質問によく来る。休んだ日の補講にも積極的だ。
そこから進路などの話が発展していく。

だからといって、自由なテーマでの授業展開は難しい。
入試には使わないとはいえ、なかには「使うかもしれない」生徒がいるため、
カリキュラムはしっかりと守らなければ。

くだらない話も、より深い話も、
そんなことを話していては先には進まない。

勉強とは楽しいものとは限らないが、楽しいに越したことはない。

非常勤という中途半端さも、
激務から解放される一方、激務を生み出していく。

教師になりたい人がいる。
教師になった人がいる。

人生いろいろ、教師もいろいろ、授業もいろいろです。
そう自分に言い聞かせていくのだろうか。

2004/10/6

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です