
現在、もしも電気がなくなったらっていう番組が放送中ですね。
俺はその番組を見ているわけではないのですが、
さっき新聞のラテ欄を見たら、下の方に番宣(広告)が出ていたんですね。
で、その広告を見てちょっと「うわー」って思ったのでした。
何でかっていうと、広告にはその番組の提供も書いてあったんですね。
あんま提供って書いてない気もするけど、どこが提供だったと思いますか?
そこには「NUMO」って書いてありましたよ。
「NUMO」とは原子力発電環境整備機構のことだそうで、
「地層処分」で、解決に取り組む
と書いてありました。
そうです。原子力発電所から出た高レベル放射性廃棄物を、
地下に埋める場所を探して、そこに埋める作業を行っている組織です。
番組では、電気って大切だよね、必要だよねって思わせたいんだろうけど、
その提供がこういう組織って聞くと、なんだか複雑な気分。
たしかに、日本で使われる電気の約3割は原子力で発電されていて、
近年では、二酸化炭素を排出しないことから、
世界各地で再び注目が集まっている発電方法なのです。
ただ、先週のNHKスペシャルでは、
原発の解体がかなり大きな問題であることが紹介されていました。
原発を建設する際に、解体のときのことを考えずに作ったので、
使用が終わった原発の解体がほとんど進んでいないのだとか。
放射能に汚染された原子炉の解体は人が入って行なえないので、
機械やロボットなどを使って行なわざるを得ないわけですが、
当時の図面が残っていないので、プログラムが組めないそうです。
さらに、解体後の部品をどこに埋めるのか。
しっかりと用地が確保できている国は今のところ存在しないそうです。
それなのに、新たな原発を作ろうとしているわけで、
そこで登場するのが「NUMO」なんでしょうけど、
そう簡単に問題が解決できるとは思えません。
宇宙にでも捨てる気なんでしょうかね。
この無計画さはどうしたもんでしょう。
だからこそ、貴重なエネルギーを大切にしなければならない、
そういう思いを番組は伝えることができるのでしょうか。
それとも、単なるバラエティに終わるのでしょうか。
番組を見ている視聴者は、NUMOのCMを見るわけですが、
それを見て、どのように思うのでしょうか。
番組と提供の関連性を見出せるでしょうか。
大きな問題は、人々がこの問題に関心がないことだそうです。
温暖化の問題も大切だけどね。
チェルノブイリの事故だって、東海村の事故だってあったよね。
てか、全然違う話しなんだけど、
その裏番組の「となりのマエストロ」って志村けんが出てて、
なんだか「あるある大事典」みたいだね。
いつか、ダイエットのマエストロが出てくるのでしょう。
そして、納豆を勧めるのです…。
2004年からブログを書いています。思ったことを気ままに書いていますが、旅に出るとその記事で埋まっていきます。旅行は日本国内が中心で、2022年6月に旅をした和歌山県をもって、47都道府県すべてを訪れたことになりました。好きなアーティストのライブにもちょいちょい行っています。
文系学部卒だけど理系脳なのか?という感じ。
このブログではできる限り政治に関する発言は控えようと思っていますがたまに漏れ出します。その辺のことはX(旧twitter)でがっつりつぶやいてます。