地下壕を見学

今日で11月もおしまいですね。明日から12月です。

なんか最近はずいぶんとあちこち出かけている感じなんですが、
今日はなかなか入ることができないところを見学してきました。

横浜の日吉台には連合艦隊司令部の地下壕がありまして、
今日はその見学会に行ってきたのです。

地下壕の見学は定期的に「日吉台地下壕保存の会」が行っていて、
ただ、今はずいぶんと人気で、半年待ちなんだそうです。

一方、地下壕は慶應大学の日吉キャンパス内にあるということもあって、
慶應高校では年に数回、学内向けの見学会をやっているのでした。

ということで、今回はそれに参加させてもらってきました。

前々から行きたいと思っていたんだけど、
他の仕事の兼ね合いもあってなかなか時間が取れなくて、
今回、ようやく行くことができてとてもうれしかったです。

歴史的な背景について話を聞いてから、いざ地下壕へ。
ずいぶんと近いところにあるんですねー。

中は真っ暗で、懐中電灯がないと話になりません。

ただ、意外と中は広くて、沖縄には旧海軍司令部壕がありますけど、
それよりもかなりゆったりとした空間でした。

土地の広さの関係もあるでしょうが、
格の違いというか、そういうものが関係しているんでしょうかね。

司令官が住んでいた宿舎などの環境もずいぶんと良かったわけで。

現場と司令部との乖離について、
案内してくださった先生が言及していましたが、本当にそうですよね。

安全で豪華な施設を使っている司令部とはいったい。

地下壕は単に地下に大きな穴が開いているんだよって話じゃなくて、
まさに戦争遺跡なのですからね。

ここを見学し、当時の話を聞いていくと、
再びこのようなところを自分たちが使うことがないように、
多くの人に、そのように思ってもらいたいと思いました。

地下の後は地上の施設も見学。真ん中の画像は竪穴空気坑出口です。

昨年には、戦後70年ということで報道陣にも公開されて、
映像が紹介されていましたが、本当に多くの人に知ってもらいたいですね。

また、地下壕だけでなく、他にも戦争遺跡と呼べるものがあって、
ただ、保存されずにそのまま放置されているものが多いんだそうです。

こういうところの保存に大学なり国なりが手を挙げるのが、
平和に向けた取り組みではないんでしょうかね。

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