石見銀山を歩く

今日は午後から雨でした。おかげで涼しい夜になっています。
でも、寝るときにはクーラーをかけないとダメでしょうかねー。

ということで、出雲・石見へと行ってきたわけですが、
現地のガイドさんについてもらって石見銀山を歩いてきました。

街なかには「間歩」という坑道の入り口があちこちあって、1000はあるって話してたかな。
そのうち、中に入って見学ができる龍源寺間歩まで歩きながらのガイドでした。

スタート地点の公園には全体図があって、かつては柵が張り巡らされていたそうです。
山の上を削って銀を産出して、その後のその山の上に住んでいたんだって。

精錬の作業をしていた跡地とか、その道具が掘り出されたところとかを案内してもらって、
どのように銀を岩から取り出していくのかも、手書きのフリップで説明してくれました。

1kgの岩から取れる銀の重さはどのくらいだと思いますか?
だいたい1gだとのこと。岩を砕いて、水の中でふるって、鉛と混ぜて灰の上で加熱して、1g。

世界遺産センターでは、実物大の銀貨(丁銀)のレプリカを作ることができるそうで、
ガイドさんも自分で作ってきたと。時間があればやって来たかったですねー。

これが全部で1000万以上産出されたんだって。その様子は世界遺産センターで。

そんな話を聞きながら、1時間ほどで龍源寺間歩に着きました。坑道へと入ります。
中はひんやり。これをすべて手で掘っていったわけで、大変だったでしょうね。

1日で進めたのは30センチだったとのこと。これでも、他の銀山よりは進んでいた方だとか。
銀鉱脈に当たると横に掘っていって、取りつくすとまた前進、という流れだったそうです。

他にもいろいろお話を聞けて、ガイドさんがいなかったらわからないことだらけだったので、
ただ見に行くだけにならずによかったねーって。たった500円ですのでぜひお願いしましょう。

タクシーの運転手さんにあとで聞いたのは、ガイドさんは元校長先生だったそうで、
なるほど、だからお話とかがうまいのねーって。何の先生だったんだろう。小学校かな。

いろいろアイテムとかを仕込みつつ説明するというのは、自分の仕事とあまり変わらないなって。
将来的には、こういったガイドをどこかでやるのもいいのかなーって思ったところでした。

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