震災を考える

台風が近づいてきているようですね。
九州地方のみなさんは特にお気をつけください。

さて、結婚式が終わって、一泊して神戸の街を楽しみました。

神戸は横浜と似ているということなんだけど、
神戸にしかないところにぜひ行きたいと思ったので、
まずは、阪神・淡路大震災関連の施設にいくことにしました。

向かうは「人と防災未来センター」です。

で、いったん新神戸に行って荷物をロッカーに預けて、
地下鉄に乗って三宮に向かうはずだったんだけど、
あり得ないことに逆方向の電車に飛び乗ってしまいました。

時間的にあせっていたってことはあるんだけど、かなりへこみました…。

で、電車はトンネル内を疾走し、いつまでたっても減速する気配がない。

路線図を見ると新神戸からたった1駅行くだけなのに。
でも、その部分だけ「北神急行」って書いてある。

そのうちにどんどん不安になってきて、
どっかわけのわからないところに連れ去られてしまうのではないかと。

すると、ようやく減速して谷上という駅に着きました。
走っていたのは8分だったんだけど、あの8分は長かった。

距離は7.5キロで、中央線でいうと御茶ノ水~新宿くらい。
運賃はこの1駅で350円だってさ。しかも、神戸市から80円の補助が出て。

ってことで、この往復で20分ほどロスし、無事に三宮に到着。
ここからバスに乗って、HAT神戸という地域に向かいました。

「人と防災未来センター」には、
阪神・淡路大震災の教訓を学ぶことができる「防災未来館」と、
いのちの尊さと生きることの素晴らしさを体感できる「ひと未来館」があって、
今回は時間がなかったので「防災未来館」のみを見学。

で、これがなかなかすばらしい施設でした。

まずは、地震発生時の様子を再現した映像を7分間見せられたんだけど、
これがかなり迫力があって、それだけで地震の恐ろしさを感じられます。

また、数多くの写真やさまざまな資料がおいてあって、
復興に向けた過程についても知ることができます。

さらに、実際に地震を体験した方々が係員として話をしてくれるので、
いろいろと勉強になりました。

例えば、家具転倒防止のつっかえ棒があるけど、
あれは天井が落ちれば意味がないし、揺れでゆがめば意味がない。

そこで、発泡スチロールを天井との隙間に詰めておくほうが有効だとか。

また、救助を求めるために枕元に笛などを用意しておくのはよいが、
揺れで吹っ飛んでしまうので、布団などにピンで留めておくのがよいとか。

揺れによってどれだけ家具が飛んでいくかをミニチュアで実験したんだけど、
その機械がうまくできていました。

揺れがだんだん大きくなっていくんだけど、
最初の方では家具はカタカタ揺れるだけ。

でも、最大の揺れのときにすべてが吹っ飛んでいくのです。

つまり、普段の小さな地震で動かないから安心していてもダメだということ。
これはちょっとショックでした。自分でも油断してた。

そんな貴重な体験を、単に機械でシミュレーションするだけではなく、
実際に体験した方々の話とともに体験するのが意味があるなーと。

三宮の駅からはちょっと距離がありますが、
神戸に行かれた際にはぜひとも訪れてください。お願いします。

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