道徳は難しい

今日は少しは過ごしやすかったでしょうかね。

時間があるので、年賀状の作成が順調に進んでいます。
宛名書きとスタンプ押しは終わったので、あとは内容を書くだけです。

で、今年も年賀はがきには「カーボンオフセット年賀」を利用したんだけど、
この年賀はがきは普通紙じゃなくてインクジェット紙なんだよね。

俺はプリンタで印刷するわけじゃないから、この紙は好きではないのです。
でも、これしかないからしょうがない。

いやに白いでしょ。そのテカテカ感が好きじゃない。
あと、スタンプの乗り具合もなんか悪い気がしてね。薄くなるような。

まあ、もう作ってしまったのでしょうがないのですが。
薄いのが届いた方はすみません。m(_ _)m

さて、今日やっていた「道徳×SMAP」って番組はひどかったですね。

いくつか問題を出して、どんな行動が道徳的かを考えるってんだけど、
いくつかの選択肢の中に「正解」があるって話で。

で、見てみたんだけど、ちょっと納得いかないところが多くてね。
いってることが問題によって違うのはどうかと。

例えば、1問目の浮気の問題では、
道徳では結果ではなくその動機(過程)を問題とする、っていう解説が。

たしかに、動機説ですよね。カントとかはまさにそうですけど。

結果がよければいいっていう問題じゃなくて、
その動機(心の中身)を問題とするっていう話なんですけどね。

それはよくわかります。

でも、その後に出てきたチョコの分配の問題では、
1人でも多くの人が喜ぶのがいいっていう解説をしだすわけですね。

いやいや、それって結果説じゃん。まさに功利主義じゃん。
結果が良ければいいっていうわけじゃないってさっき言ってたよね。

挙句には、
法律ができると、法律にないことはしなくてもよいと考えるようになるので、
法律を守ることはたいして重要ではないとか言い出すし。

かなり論点をずらしてませんかね。

法律を守るのは当たり前で、
法律にないことをどうするかがまさに道徳の問題なんじゃないですか?

法律と道徳はそれぞれ補完関係にあるんじゃないですか?

道徳がそれぞれ人や場所によってばらばらすぎるからこそ、
社会性を確保する上で法律が作られてるんじゃないですかね。

まあ、その個人と社会の調和がまさに難しいわけで、
その辺はヘーゲルあたりに話を聞いてもらえればいいと思いますけど、
(といっても、彼の言っていることはよくわかりませんが)
だから、最後の問題は両方とも正解とかになっちゃうんだよね。

そう説明すればいいじゃん。
それを、道徳のほうが上位的な話はどうかと。

ってことで、また細かい話を展開してしまいましたが、
「倫理」を担当したことあるからこそ、なんか気になっちゃったのでした。

この辺の話は「倫理」にガッツリ出てくるので、
興味のある方は、学びなおしてみてはいかがでしょうか。

って、その学びなおす方法はどうしたらいいかってのは難しいですね。
NHKの高校講座(ラジオ)を聞いてみたらいかがでしょうか。

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