「リスク社会とデモクラシー」

今日はあちこちお出かけしに行く人たちが多かったように感じましたね。
天気がよかったからでしょうかね。

おかげで洗濯ものはよく乾きましたが、俺は朝から仕事です。

で、午後は久しぶりに母校の大学に行って、授業を受けてきました。
大学に行ったのは1年半ぶりくらいですかね。

前は、お世話になった先生の最終講義を聞きに行ったわけですが、
まあ、家から近いので、遠くまで来たなーという感じではありません。

で、授業といっても、聞いてきたのは公開市民講座で、
法学部が読売新聞と共催で「リスク社会に生きる」という連続講座をやってると。

今回はその第6回で、
テーマは「リスク社会とデモクラシー -理性・感情をめぐる政治-」でした。

1990年代から特に「迷惑施設」をめぐる問題を中心として、
市民感情が絡んで複雑化する政治問題が多くなってきている現代においては、
いかに市民の納得感を高めながら決断するかが重要となってくるわけで、
その点について、先日行われた討論型世論調査を題材にお話しすると。

橋下政治に対する反応もそうだし、原発問題もそうだし、領土問題もそうだし、
最近は理性よりも人々の感情的な反応がずいぶんと重視されてきていて、
だからこそ、選挙の結果も極端なものになっていると、
自分自身でもそのように感じていたので、
そういった時代にはどのような決定方法が考えられるのか、
とても興味深かったこともあって、聞きに行くことにしたのでした。

で、ちょうどこの講義を行う先生が学生時代にお世話になった方で、
その点でもちょうどよかったもので。

土曜日なので大学生の数はちらほらで、予定よりもちょっと早く着いたので、
学生時代にはなかったカフェというか学食で昼食を。

チキンカツを卵でとじた感じのものでした。350円。さすが学食だね。
って、ほぼ毎日学食使ってますけどね。

なんてやっていたら時間になってしまって、教室に行ってみると、
けっこうな人で席が埋まっていました。あんなに人が来るのね。びっくり。

1つ置きで座っていっぱいいっぱいって感じでした。みんな暇なんだな。^^
年齢層としてはやはりずいぶんと上の方々が多かったわけですけどね。

市民講座ということで、基礎的な話も織り込まれていたので、
けっこうわかりやすい話で、あっという間の90分でした。

今年の夏に初めて行われた討論型世論調査では、
専門家からいろいろな情報を得ながら討議する中で並行して調査を行い、
その変化具合を見ているわけですが、詳しくは後でちょっと見てみるとして、
合理的な判断ができない「大衆」や「衆愚」とされる市民であっても、
適切な情報や知識が与えられればしっかりと判断ができると、
そういった様子が見られたということはとても意義深いですね。

そこでふと思ったのが裁判員制度で、あれは分野が違いますが、
制度開始前は、そんなのに市民が参加するのは面倒だとか、負担が大きいとか、
判決がゆがめられることになるのではないかとか心配されましたが、
結果的には、人々は真摯に取り組んで、それなりの結果が出ているわけで、
それと同じように、政治的な議論もある程度うまくいくのではないかと。

そんなことを考えていて思い出したのは、自分が書いたゼミ論(卒論)で、
「政策決定過程への住民参加と情報」というタイトルだったんだけど、
地方分権の中では自治体が積極的に住民に情報を公開して、
政策決定過程に積極的に参加させることが必要だと書いたのですが、
問題意識のスタートは違うけど、似たようなことを考えていたんだなって。

なんてかんじで、たまには聞く側に回るのもいいですね。
学生時代にもっと関心を持っていればよかったなーとも思う90分でした。