黒部ルート見学会・前半
- 2014.07.27
- 旅の話
前線が通過して一気に涼しくなりました。
このくらいの暑さで勘弁してもらいたいところですよね。
さて、旅の話の続きですが、
関西電力が行っている黒部ルート見学会に参加してきたのでした。
スタートは黒部ダム駅。ここからバスで黒部トンネル内を行きます。
トンネルは車1台が通れる程度の大きさで、ちゃんとダイヤが。
バスも普通のよりも小さかったですね。
このバスの定員と、あとで乗る上部専用鉄道の関係で30名なんでしょうね。
トンネルには横坑がいくつかあって、そのうちのタル沢横坑でいったん下車。
外に出て、そこからきれいな山々が見えるはずだったんですが…。
天気が悪かったのでしかたない。こんな感じで見えるはずだったそうで。
で、またバスに戻って作廊谷からはインクラインに乗車。
34度という勾配をゆっくりとおりていきました。
この傾斜はだいたいスキーのジャンプ台と同じなんだそうで、
外には避難用の階段があるんだけど、
安全ロープなしで歩くのはかなり厳しいそうです。うん、すごそう。
このインクラインの車体はいろいろと分解できるそうで、
荷物を乗っけるときは、自分たちが乗った箱の部分を外しちゃって、
さらに大きな荷物を運ぶときは、その上の台車まで取り外すとか。
20分かけて下に到着。そこが黒部川第四発電所でした。
ここで昼食って話だったんだけど、その前に発電所内を見学。
写真で見たことのあった内部に入らせてもらえました。
肌色の部分がそれぞれ発電機で、上が光っているのは発電している証拠。
実際に回っている水車が手にしてあって、触ることもできました。
そのあとは、なんと実際に回っている水車の軸を見せてもらえることに。
毎秒6回転しているってことだったけど、
すごい音と勢いで、風もすごくて、発電してるなーって感じ。
管理室も見せてもらいましたが、無人での管理なんだって。
発電量はこの日は4機で30万キロワット。
ご飯を食べてから隣の部屋の応接室を見せてもらましたが、
2002年の大晦日に中島みゆきがこの発電所で歌ったんだよね。
その時にこの応接室を使ったとかで、いろいろと展示してありました。
紅白の映像も見せてもらったんだけど、当時は氷点下近くの気温で、
行った日も、黒部トンネル内は6℃とかなり涼しかったのでした。
というところで前半はおしまい。後半は上部専用鉄道からです。
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