黒部ルート見学会・前半

前線が通過して一気に涼しくなりました。
このくらいの暑さで勘弁してもらいたいところですよね。

さて、旅の話の続きですが、
関西電力が行っている黒部ルート見学会に参加してきたのでした。

スタートは黒部ダム駅。ここからバスで黒部トンネル内を行きます。
トンネルは車1台が通れる程度の大きさで、ちゃんとダイヤが。

バスも普通のよりも小さかったですね。
このバスの定員と、あとで乗る上部専用鉄道の関係で30名なんでしょうね。

トンネルには横坑がいくつかあって、そのうちのタル沢横坑でいったん下車。
外に出て、そこからきれいな山々が見えるはずだったんですが…。

天気が悪かったのでしかたない。こんな感じで見えるはずだったそうで。

で、またバスに戻って作廊谷からはインクラインに乗車。
34度という勾配をゆっくりとおりていきました。

この傾斜はだいたいスキーのジャンプ台と同じなんだそうで、
外には避難用の階段があるんだけど、
安全ロープなしで歩くのはかなり厳しいそうです。うん、すごそう。

このインクラインの車体はいろいろと分解できるそうで、
荷物を乗っけるときは、自分たちが乗った箱の部分を外しちゃって、
さらに大きな荷物を運ぶときは、その上の台車まで取り外すとか。

20分かけて下に到着。そこが黒部川第四発電所でした。

ここで昼食って話だったんだけど、その前に発電所内を見学。
写真で見たことのあった内部に入らせてもらえました。
肌色の部分がそれぞれ発電機で、上が光っているのは発電している証拠。

実際に回っている水車が手にしてあって、触ることもできました。

そのあとは、なんと実際に回っている水車の軸を見せてもらえることに。

毎秒6回転しているってことだったけど、
すごい音と勢いで、風もすごくて、発電してるなーって感じ。

管理室も見せてもらいましたが、無人での管理なんだって。
発電量はこの日は4機で30万キロワット。

ご飯を食べてから隣の部屋の応接室を見せてもらましたが、
2002年の大晦日に中島みゆきがこの発電所で歌ったんだよね。

その時にこの応接室を使ったとかで、いろいろと展示してありました。

紅白の映像も見せてもらったんだけど、当時は氷点下近くの気温で、
行った日も、黒部トンネル内は6℃とかなり涼しかったのでした。

というところで前半はおしまい。後半は上部専用鉄道からです。

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