歴史ある旅館

仕事が始まった途端にまた暑さが戻ってきてしまいました。

雨のなかの通勤はちょっと嫌な感じなんだけど、
でも、もうちょっと涼しいままでいてくれればよかったのになーと。

さて、先日は四万温泉でゆっくりしてきたわけですが、
歴史ある旅館、積善館の本館に宿泊してきました。

玄関口である建物ができたのは1691年のことで、
その後建て増しされているわけですが、まさに歴史があるなーって感じ。

増築のせいもあって、中は迷路のようになっているんですが、
建物の2階にあるのが例のトンネルです。

トンネルの先には山荘につながるエレベータがあるんですが、
エレベータかよって思うところはちょっとあるわけですけど、
逆に、エレベータから下りてくると、なかなかなんですよね。

扉が開くとのこの景色。とてもいい感じなのです。

宿泊2日めには「館内歴史ツアー」に参加させてもらいました。
宿のご主人が積善館の歴史や温泉の意味などを語ってくれるのです。

そこで、「千と千尋の神隠し」との関係についても言及があって、
かつて、宮崎監督が積善館に泊まったことはあったそうなんだけど、
モデルとされたという話は本人からの公認というわけではなくて、
日テレで放送された番組でモデルになったのではと放送されて、
それから、モデルになったとの話が広がっていたんだそうです。

ツアーはなかなか良かったですね。ああいう機会があるのはありがたい。

で、お風呂は全部で4つあって、もちろんコンプリートしてきました。

なかでも、元禄の湯は1930年に作られた大浴場で、
大正ロマネスクを用いたということで、テルマエ・ロマエな雰囲気。

湯治客のための大浴場ということで、
1人ひとりで入れるようにと、湯船が5つもあるんだそうです。

1人用の蒸し風呂もあって、これがまた絶妙な温度でよかったです。

どこに行ってもまた行きたいなーと思うわけですが、
あの旅館には、本当にまた行きたいと思ったところです。

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