12年ぶりの平和記念公園

2005年の一人旅、旅行記の第2弾です。

今回は広島編1~広島平和記念公園です。

広島空港に降り立ち、そこからリムジンバスに乗って広島市内へ。
そして、まずはじめに訪れたのは広島平和記念公園でした。

今から12年前、中学3年のときの修学旅行は広島、奈良、京都をまわるものでした。

東京の学校は奈良と京都に行くのが一般的だけど、
僕の中学校は、1日目は広島ということだったのです。

1993年4月27日にこの広島平和記念公園を訪れ、
広島平和記念資料館を見学し、数多くある慰霊碑を掃除し、
語り部の方の被爆体験の聞かせていただいたのでした。

そして、翌日の朝8時15分に原爆慰霊碑の前で黙祷をささげ、
僕は修学旅行実行委員長という立場で平和への誓いを行なったのでした。

あれから12年。
原爆ドームも資料館も慰霊碑もあのときのまま。

しかし、僕の思いは変わっているのだろうか。

この12年で自分は何をしてきたのか、何ができたのか、
原爆慰霊碑の前で考えてしまいました。

原爆ドームに立ち寄る前に、
12年前には行くことができなかった爆心地へ向かいました。

当時、泊まったホテル(ホテル相生)のすぐそばにそこはありました。

周りをタクシーや原付がせわしなく走る中、
何か忘れ去られてしまったかのように石碑がぽつんと立っていました。

多くの人が原爆ドームや原爆慰霊碑に足を向けるなか、
この爆心地を訪れる人はどれだけいるのか。

平和記念公園は単なる観光地ではないことを忘れてはなりません。
原爆ドームは単なる世界遺産ではありません。

また、もう一度、今度はしっかりとした気持ちで、
誇りを持って訪れたいと思いました。

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