熊野速玉大社と伝統の味

8月になりました。カバー写真も新しくなりましたのでご覧いただければと思います。
どこからの写真だか、地元の人だったらわかるんでしょうかね。

ということで、熊野の話の続きですが、那智の滝をあとにして、残すはあと1つです。
バスで那智駅まで行って、そこで乗り換え。新宮までバスで向かいました。

前にも書いたとおり、電車の本数が少ないもので。バスは1時間に2本くらいはあったかな。
那智駅はいい感じでした。ここから歩いて那智山や新宮へ向かう方もいるのかな。

25分ほどバスに乗って、熊野速玉大社に着きました。こちらはあまり人がいないですね…。
お社がいくつもある感じは、熊野本宮大社と同じでした。

そのあとはお昼ご飯で、近くにめはり寿司のお店があるということだったのですが、
残念ながら定休日でした…。結局、きちんとめはり寿司食べられなかったなー。

どこかないかと思って、いろいろ探してみたところ、人気のお店があるというのでそちらへ。
「東宝茶屋」というお店で、こちらの名物は「馴れ鮓(なれずし)」ということでした。

「馴れ鮓」とは、塩漬けした魚をお米を使って発酵させたものだということで、
それだけ聞くと、ちょっと大丈夫なのかな?と思ってしまいますよね。

滋賀にある「鮒ずし」を思い起こしてしまうので、ちょっとヤバそうだなって…。
「鮒ずし」も「馴れ鮓」の一種のようですが、お味は相当違うようです。

でも、せっかくなのでいただいてみようと。そこまで大変な味でもないということだったので。

で、サンマやサバの馴れ鮓があったのですが、もともとは鮎を使うのが主流だったそうで、
なので、鮎の馴れ鮓をいただいてきました。こんな感じです。

出されたときに、お店の方からは「普通のお寿司とは思わず食べてください」というお言葉が。
「こんなの寿司じゃないじゃないか!」ってクレームをつける人がいるんでしょうかね。

食べてみたら、これがまたおいしかったんですよねー。自分は好きでした。
チーズのような感じがすると言われたけど、どちらかというと、魚の粕漬の味が近かったかな。

赤魚の粕漬けを食べることがたまにあって、風味的にはそんな感じに思いました。
それにうまみがあるので、本当においしいです。発酵のおかげなんでしょうねー。

唐辛子醤油につけて食べるといいってことだったけど、自分はそのままがよかったな。
パクパク食べちゃいましたけど、ちびちびとお酒とともにやるのがいいですね。

人によって好みは分かれるでしょうけど、機会があれば臆せずぜひチャレンジしてください!

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