東京文化財ウィーク

今日は文化の日。晴れの日が多いといわれていますが、今日もいい天気でしたね。
そんな日にお出かけできてよかったです。東村山にある正福寺に行ってきました。

こちらは、今年の6月に北山公園の菖蒲を見に行った際に寄ってきたところで、
国宝である「千体地蔵堂」の一般公開を11月3日に行うということで拝見してきたのでした。

「地蔵まつり」ということでたくさんの人出でした。地元の人たちが露天を出していて。
地蔵堂の中には小さいお地蔵さんがたくさん。古いものは江戸時代からあるんだそうです。

こちらのお地蔵さんを借りて行ったところ病気が治った人がいて、
そのお礼に、自分で新たなお地蔵さんを彫って、2体にして返したという話があるとか。

そうやってどんどん増えて行ったということのようです。

境内では雅楽の披露もあって、結婚式とかで聞くような雅な音色を楽しんできました。
最後の曲では「浦安の舞」という踊りも披露されました。鈴の音がきれいでした。

「千体地蔵堂」の公開は年に3回なんですが、今日は東京都の「文化財ウィーク」の一環で、
その他にもあるのかな?と思ったら、自分の地元でもやっていたので、帰り道にそちらへ。

日野市の市民の森ふれあいホールのそばに「桑ハウス」と呼ばれる施設がありまして、
旧農林省の蚕糸試験場だったところなんだって。そんなものがあるなんて知りませんでした。

こちらでは、生糸の糸繰り体験ができるということで行ってみたんですけど、
近くでは「こどもまつり」が開催されていて、こちらはお子さまがたくさん。

「桑ハウス」はある程度落ち着いていてよかったんですけど、
こちらでは糸繰りの様子を見ることができるのかと思ったら、自分でやるとのことで、
3つの繭から出ている3本の糸を巻き付けて行って、きれいな飾りを作っていきました。

ある程度巻きついてきたら飾りを入れて行って、だんだんと糸も濃くなっていって、
結局、1時間くらいやっていたんでしょうか、このくらいにまでなりました。

途中で糸が切れちゃわないか心配だったのですが、糸はとても強くて全然切れないみたい。
1つの繭に1500m分も糸があるそうで、そりゃいつまで経ってもなくなりはしないですよね。

終わった後は施設の中を見学。昭和初期に作られたコンクリートの建物です。
この辺りはかつては桑畑だったそうで、なのでこちらに施設が移転してきたんだって。

今回のイベントは八王子にある長田養蚕さんという会社がお手伝いをしていて、
今でもカイコを育てて生糸を生産しているんですね。素晴らしいです。

八王子は桑の街で、横浜まで「絹の道」が伸びていますものね。
自分は八王子出身ですが、小学生の時にカイコから生糸を採る映画を見たのを覚えています。

今は日野の小学校でも養蚕のことを学ぶみたいで、こういう体験も当たり前なのかな。
文化の日にふさわしいとてもいい経験ができました。

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