トカゲですけど

また台風がやってきていますね。

今度で10個目の上陸。
これまでの年間最多上陸記録は6個だったというわけで、
今年の台風の上陸が相当多すぎるってのがわかりますね。

話題にもなってますが、今来ている23号には「トカゲ」というう名前がついています。
こういった形で台風に名前をつけ始めたのは2000年からとのこと。

この名前は14の国が交代でつけるわけなんだけど、
当然「トカゲ」は日本がつけた名前なわけです。

で、次の24号は「ノックテン」って名前なんだけど、
これはラオスがつけた名前で、「鳥」という意味だそうです。

ただ、この命名にはちょっとした落とし穴があって、
実は、「トカゲ」という台風はおよそ5年後にも発生する予定なんです。

というのも、これら台風につく名前は、
14の国からそれぞれ10個の名前が出されていて、すでに140用意されているのです。

で、発生順にそれらをあてはめていくだけなので、
次に発生する台風の名前はもう決まっているわけだし、
さらに、すべての名前を使ってしまったあとはまたはじめに戻って、
また同じ140の名前をつけ始めるわけです。

だいたい5年で一回りする計算らしいので、5年後にも「トカゲ」に会えるのでした。

そもそも、名前をつけるのは、
識別がしやすいように、覚えやすいように、そんな理由があるんだと思うけど、
同じ名前が5年おきに出てくるってことは、それはそれでわかりにくいよね。

たしかに「台風15号の被害もすごかったね」といわれても「いつの?」と思うけど、
「トカゲすごかったね」といっても数十年後には「いつの?」になるわけで、
だったら今までどおり数字でいいですわな。

そんなこと言う前から、そもそも日本では相変わらず数字で呼ぶのがふつうで、
名前は国際的に使っているだけ。

被害をもたらすものを愛称で呼んでも、親しみはもてないよね。
人の名前をつけるアメリカとかでは、いじめとか起きてないのかなー?

2004/10/20

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