ハンセン病差別について知る

ベランダに積もった雪がいまだに融けずに残っています。
ベランダ上のアクリルの屋根にもまだ少し残っているけど、洗濯物を干しちゃいました。

今日で外に干すのは最後になるかな。来週から暖かくなるということで。

さて、先週のことなんですけど、お休みも続くということでお出かけを。
まあ、今はかなりゆったりな日々なので、別にいつでもお出かけできるんですけど。

行ってきたのは、秋津にある「国立ハンセン病資料館」です。住所は東村山市なんですね。
ハンセン病の療養所である多磨全生園の中にあります。

以前に、映画「あん」を見たことがあって、施設の存在は知っていたんだけど、
いつか行こうと思っていて、今まで先延ばしになってしまっていたのでした。

新秋津駅から歩いて20分近くかかったかな。どこからが全生園かは行けばわかりますね。
木々に覆われていて、柵もあるし、社会から隔絶されていたことが今でもわかります。

以前に、ボランティアで秋津療育園に行ったことがあったんですけど、そのすぐ隣でした。
それを知っていれば、その時に一緒に寄ってきたのになー。

神社があったのでお参りしてから資料館へ。神社も自分たちで作ったんだそうです。
外の世界とは分離されているので、何もかも自分たちでやらなければいけなかったんですね。

資料館の展示はとても分かりやすくて、ハンセン病のことも紹介されているし、
隔離政策のこと、その歴史や、今に至るまでの人々の苦労を知ることができます。

全生園をはじめとして、各地に療養施設が作られたわけですけど、
療養とは名ばかりで、たいした治療も受けられず、まさに隔離施設だったわけですね。

差別や偏見を取り除くこともそうだけど、患者さんたちの名誉回復のための施設でもあると。
そういった展示内容もありました。多くの人に見てもらいたい内容でした。

資料館の後は慰霊碑を訪れて、それから全生園の中心街へ。
そちらに食堂があって、だれでも利用できると書いてあったので遅めの昼食をそちらで。

釜めしがおいしかったですよ。そして、食後にはぜんざいを。これもおいしかったー。
映画「あん」にちなんで作られたもので、「旅する小豆たち」という名前がついています。

お土産ようにも売られていたので買って来ました。ネットでも買えるみたいですね。

ハンセン病は、かつては「らい病」と呼ばれて、長らく隔離政策がとられてきて、
日本だけでなく全世界で、紀元前の時代から差別されてきた病気で、
なかでも、日本の採っていた隔離政策は世界的に見てもかなりひどい内容だったわけですが、
それだけ差別が根強く残ってしまっているので、早く理解が進むといいなと思います。

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