「あん」
- 2015.06.02
- 映画
今日は久しぶりの平日のお休みでした。
昔は毎週平日のお休みがあったというのにね。
ということで、せっかくなので映画を見てきました。
ちょうどみつけた「あん」という映画です。
けっこうプロモーションをしているのに上映館が少なくて、
はじめは新宿の武蔵野館で見ようかと思ったんだけど、混んでると。
東京では武蔵野館の他はすべてイオンシネマでの上映で、
イオンなんてうちの近くにねーしって思ってよく見なかったんだけど、
ちゃんと見てみたら、かつてのワーナーマイカルシネマだったんですね。
ということで、地元の近くに映画館で見てきました。
でも、平日にもかかわらず40人近くは見てたかな。人気ですね。
話はまあ差別の話なんだけど、
もうちょっといえば、社会から疎外された人たちの話なんだけど、
自分のせいならともかく、そうでないものというのは本当につらい。
「いいじゃない、好きにやれば。自由なんだから。」
このセリフはグッときました。そうだよな。自由なんだよな。
社会からはじき出されて隔離されて、
最終的にはそれを受け入れて、それでも楽しく生きている。
本当にその境地に達することなんてできるんだろうかと。
なかなか難しいことです。
それを見ている人たちはかわいそうだなって思うわけだし、涙も流すし、
でも、一方で、映画の中のような展開だって起こるわけで、
単なる他人事、単なる「お話」で終わってしまわないでもらいたい。
でも、実際には、その涙はその場限りのものになるんだろうなって、
そういうあきらめも感じてしまいました。
あきらめちゃいけないのかもしれないけど、それが実際なんだもんな。
期待したいけど、期待すれば裏切られるんだものな。
仕事がもらえたときのあの笑顔を見てしまって、
その後の悲しい姿を見てしまって、
「レナードの朝」を見た時の感情を思い出しました。
単なる「感動作」では終わってもらいたくないですね。
せっかく流したその涙で世の中を少しは変えてもらいたいですね。
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