聖なる場を体験

今日も更新しちゃいます。
かなり貴重な体験をしてしまったので。

今日は前にもご紹介したことのある句会の選句作業をするため、
神保町界隈でゆるりと過ごしてきたのでした。

まずは水道橋から神保町まで歩いたんだけど、
普段は歩かないところを歩くのは楽しいですね。

昼に水道橋駅に降りたのは今日が初めてかもしれなかったし。
夜にドームに行くことは何度かありましたが。

で、いろいろ終わって、駿河台方面に行ってかなり遅めの昼食を。
明治大学の近くの「キッチンカロリー」でカロリー焼きを。
あの界隈では有名らしいですね。ボリュームたっぷりでした。

食べ終わったらもう帰宅。御茶ノ水から電車に乗ります。
その道すがら、ブラタモリでタモリ御一行が訪れたニコライ堂の話になって、
ちょっと見に行こうということになりました。

近くには中大の駿河台記念館があるので、そばを通ったことがあったけど、
ニコライ堂を見るのは初めて。

そしたら、門が開いてて、敷地内に入れそうだったから入ってみました。
特に怒られることなく、タモリが鳴らした鐘を見上げたりしてみて。

で、聖堂の中も外から見ることができたので、暗い様子を見学。
メガネを持って行かなかったので、かなり残念な思いをしました。

鐘がならないかなーとちょっと期待して待っていたら、
他にもなかに入ってくる見学客がいて、その人たちが聖堂の中に!

拝観時間は16時までだったんだけど、そのときすでに17時近くだったので、
たぶん、入っちゃダメって怒られて帰ってくるんだろうなーと見ていたら、
なんと、なかに入って行っちゃったんですね。

これは中には入れるのか?と俺たちも中に進んでいくと、
受付の人が、これからお祈りが始まるから早く入れと。

ん? お祈り始まるから入っちゃダメ、じゃなくて、早く入れだって。

ってことで、厳かな礼拝の儀式をだいたい20分ほど拝見してきました。

ニコライ堂はキリスト教の中でも正教会の教会で、
お祈りの様子も今までに見たことのないような感じでした。

今日やっていたのは「晩堂大課・早課・一時課」というお祈りで、
本来は時間ごとに8つに分かれているそうなんだけど、
今では一気に3つまとめてやることが多いんだそうです。

晩堂大課はこれからくる夜を祝福し昼間犯した罪の赦しを祈るもの、
早課は安き眠りを与え明日の力を与えられるように祈るもの、
一時課は本来は起きてから行なうお祈りみたいですね。

で、さらに、いろいろとWEBを見ていたらこんな記述がありました。
本来、聖堂はあくまでもお祈りのためだけの場所であります。
故にできればお祈りの時間に聖堂に入っていただき、
お祈りされることをお勧めいたします。
「信者でなければお祈りに参加してはいけないのか?」というご質問を
よく受けますが、そんなことはありません。遠慮なくご参加ください。

だそうで、
特にお祈りが行われている時間帯にいらっしゃることが私の願いであり、
正教会もそれを勧めています。
聖堂はホールでもなければ美術館でもありません。
祈りが行われている時に見てこそ、
「祈りの家」としての聖堂が初めて捉えることができるでしょう。

なんだって

逆に、お祈りの時間以外は「文化財として見学を許している」んだそうです。

お祈りの時間に入っていくなんて、お祈りのジャマをしているようで、
かなり失礼なことをしているように感じてしまっていたけど、
逆なんですね。なるほど、感心しました。

ってことで、まさかそんな体験ができるとも思わず、
とてもありがたい時間でした。いい勉強にもなりました。

おそらく、ブラタモリ以降、参拝客が増えているんでしょうね。

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