いくらおさめてます?

ということで、昨日、確定申告書を提出してきました。

確定申告書を作成するのはネットでできるのでとても簡単だ、
ってことは前に書いたと思いますが、
「所得税の確定申告の手引き」に従いながら、
自分で計算していくのもそんなに難しくありません。

むしろ、自分で計算すべきなんですよ。

なんでかっていうと、
どうやって自分の所得税額は決まっているのか
どのくらい自分は税金や社会保障保険料を払っているのか
ってのがわかるからなんです。

みなさんは知っていますか?

毎月の給与明細を見ればわかるっていうかもしれないけど、
年間のトータルでの租税負担額や社会保障負担額はあんまり見ないんじゃないかなー。

年末調整の際に渡されているはずなんだけど、
年末調整では「いくら税金が戻ってきたのか」なんてのに注目するだけで、
総額なんかはあんまり見ないかもしれませんね。

たとえば、今は定率減税が実施されているけど、
どのくらいの定率減税が実施されているか知っていますか?

個人所得税に関しては、その20%が減額をされています。
それは景気対策の一環ですよね。

でも、そんなことを知っているサラリーマンはほとんどいない。

そしてさらに、
その定率減税が、今年から2年かけて廃止されようとしている

そんなことも知らない。

なので、結局、
知らぬ間に税金が減額され、知らぬ間に元に戻っていく。

そんなんだから、
いくら税金が上がろうが下がろうが、国民はまったくの無関心。

それもしょうがないのかな。
だって、税金のことなんて誰もよくわかってないんだから。

源泉徴収って仕組みは、
国民から知らぬ間に税金とそれに関する関心や意識まで奪っていく、
とても国家にとっては都合のよいシステムなんですね。

税務署には「所得税の確定申告の手引き」が置いてありますので、
一度読んでみたらいかがですか?

2005/2/17

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