
涼しいですねー。よく眠れるので助かります。
むしろ、寒くてトイレに近くなっている気もしないでもないですが…。
で、涼しくなってありがたいわけだけど、
これからこうやって寒くなっていってしまうんだなーと考えると、
今からかなり憂鬱なのでした。
人間はぜいたくですね。
さて、今日も映画を見てきました。
今月だけで3本も見てしまいましたね。多いなー。
今日は「ちいさな哲学者たち」という映画で、
上映が今度の金曜日までというので、ギリギリでしたね。
内容はタイトルから想像がつくかもしれませんが、
フランスの幼稚園で哲学の授業をしてやろうという試みについての映画で、
小さな子供たちが、自由とは何か、愛とは何かなどについて、
真剣に考えている模様を描いたものなのです。
授業の様子をそのまま映し出していたんだけど、
はじめはさっぱり答えが浮かばなかった子供たちも、
最後には自ら発言するようになっていくわけだけど、
もちろん、数か月でそんなことになるわけではなくて、
2年間もの間、授業が続けられた結果なのですが。
映画の中では、子供たちが質問にしっかり答えられるようになったと、
教えている先生方は評価しているんだけど、
どんな質問に対してもしっかりと答えられているわけではなくて、
質問をすると、何らかの答えを用意できるといったところでしょうかね。
まあ大人でも、質問にはっきり答えないこととかあるもんね。
特に政治家とかさ。
ただ、じゃあ内容が彼らに理解できていないのかというとそんな感じではなくて、
ある程度のことはわかっているように見えました。
見て思ったことは、
1つは、私たち大人たちの普段の言葉使いとかそういうものってのは、
しっかりしないとねってこと。
新聞とかテレビから流れてくる言葉もそうだけど、
彼らはよくそれらそこと場を覚えていて、
意味までは理解していないけど、何のことについて言っているのかはわかっている。
だから、ふとしたつぶやきには気をつけないといけませんね。
あと、あのくらいの小さな時から「哲学」という形で考える習慣をつければ、
「考える」ということが特別なことではなくなるので、
何かを語り合うことが日常でも多くなっていいのではないかなって。
あとは、やっぱり、幼稚園(学校)と家庭の協力関係は重要だなと。
今回の授業についても、事前に家庭で話し合いがもたれているし、
授業後にも家庭で話が弾んでいるわけで、
相互に情報の共有を行っていることがとても大切なわけですよね。
最後に、感心したのは、授業は議論するだけではなくて、
その考えを絵にしてあらわす時間も設けられていたんですが、
言葉としてではなく絵で表すという手段も用いたってのはよかったなって。
子供だからこそ、言えないけど感じているものってのがあるわけで。
あと、買ったパンフに書いてあったんだけど、
絵であらわすことによって自分自身の方法で表現ができると。
つまり、言葉だと人の意見に左右されたりとか、他人を気にしたりとかあるけど、
絵であればそういうことはないわけだからね。なるほどねー。
今日は日曜ってことで、90席近くがほとんど埋まっていましたが、
あれは教育関係者とかが多かったんですかね。
新宿では金曜日までですが、その後は吉祥寺であるみたいです。
興味があればぜひ。
2004年からブログを書いています。思ったことを気ままに書いていますが、旅に出るとその記事で埋まっていきます。旅行は日本国内が中心で、2022年6月に旅をした和歌山県をもって、47都道府県すべてを訪れたことになりました。好きなアーティストのライブにもちょいちょい行っています。
文系学部卒だけど理系脳なのか?という感じ。
このブログではできる限り政治に関する発言は控えようと思っていますがたまに漏れ出します。その辺のことはX(旧twitter)でがっつりつぶやいてます。