「立候補」

今日は比較的過ごしやすくてよかったですね。

さて、今日は昨日見に行くはずだった映画を見てきました。

この映画もなかなかの人気だそうで、休日は満席になっちゃって、
立ち見までもがいっぱいになって札止めになるということで、
少しは落ち着いて見られるであろう平日にしました。

行ってきたのは「ポレポレ東中野」という映画館で、
昨年7月に「死刑弁護人」を見に行って以来ですね。

で、見た映画は知る人ぞ知る「立候補」という映画です。

主人公は、あの有名なマック赤坂氏で、
2011年11月に行われた大阪府知事選に彼が立候補した様子を中心に、
なぜ負けるとわかっていても出馬するのかをテーマとして描いています。

大阪府知事選は7名が立候補していましたが、
そのうち、政党などに属さない候補者が4名いて、
マックさん以外のそれらの候補者にも取材が行われていました。

またそのほかに、これまた有名だと思いますが、
その大阪府知事選に立候補する予定だった羽柴誠三秀吉さんや、
政見放送が話題となった外山恒一さんも登場しました。

いわゆる泡沫候補と呼ばれる人々は、
金持ちの道楽だとか、売名行為だとか、そのように捉えられていますが、
先日見た選挙2」の主人公の山内さんもそうでしたが、
そんなことではなく、当選を目標にまじめに取り組んでいるのだと、
言いたいこと、実現したいことがしっかりあるのだと、
そういう内容の映画になっていました。

ではなぜ、みんなが笑っちゃうような政見放送を作ったりするのか。

その理由は映画のなかでは語られていなかったですが、
まずは知名度を上げること、名前を知ってもらうこと、それが大切だと、
そのように考えているのだろうなと。

おもしろかったのは、マックさん自身が自分の政見放送を見て、
「やっている自分が見てもおもしろいんだから…」と言っていたこと。

あれが彼の真に言いたいことでは全然なくて、
まじめな話をちゃんと街頭演説ではやっているわけですよ。

でも、それはメディアなどでは取り上げられない。

踊っているマックさんを見るために立ち止まっていた通行人も、
彼がまじめな話を始めると次々にいなくなってしまう。

そこは難しいところで、
そうやって人を集めなければいけないのはそうなんだけど、
その突飛な行動だけが印象に残ってしまうから、
ふざけているとか売名行為だとか、そういう話になってしまうのでしょうね。

ただ、そうやっているのは何も彼だけではなく、
普通の政党だって、有名な議員を応援に呼んで人を集めてますものね。

だから、あの演説自体がいったい何なのか、といわれたら、
「選挙2」の感想を書いた記事にも書きましたが、
有権者のほとんどは政策の細かな話なんて誰も聞いてなくて、
漠然としたイメージだけで動いているのでしょうね。

それはとても残念なことです。

マックさんがしっかりと当選を目指しているということは、
今回の参院選の政見放送を見たらわかるかもしれません。

「平和」についてのメッセージは、今までとは違う雰囲気があり、
徐々に人々の印象に残ってきたからこそ、ああやって言いたいことが言える。

少しずつでもいいから支持者を増やしていって、いつの日か当選する。
それまで地道に応援したいと思う人は少なからずいるわけで、
その人たちの気持ちが少しわかった気がしました。

立候補するというのはかなりエネルギーがいることで、
やはり何でも実行に移すというのは難しいわけですから、
彼らの行動力には敬意を表したいところです。

で、映画を見終わって外に出てきたら、見覚えのある車が!

なんと、マック赤坂さん本人が選挙カーとともに待っていたのでした。
映画のなかにも出てきた秘書の方と一緒に。かなりびっくりでした。

秘書の方に、毎日来ているのかと聞いたら、
毎日ではないらしいけど、けっこう来てますって話でした。

見ていた人たちはみな写真を一緒に撮ったりなんかして、
予想外のサプライズにみんな喜んでましたね。

そんな映画「立候補」なんですが、
現在、マック赤坂さんは参院選の東京選挙区に出馬していて、
映画の公開と選挙期間が重なってしまっていることから、
映画の公式ページからはあらすじなどの内容が削除されてしまい、
もしかしたら、映画公開打ち切りの可能性もあるんだとか。

もちろん、この映画のおかげで彼が当選するとはあまり思えないのですが、
映画のなかで、公選法を盾に取るシーンがよく出てきていたので、
もちろん、映画と候補者自身に直接の関係はないわけですが、
やや問題があるかなとも思ってしまいます。

興味のある方は、公開が禁止される前に見に行ってはいかがでしょうか。
上映時間は19時からなので、仕事終わりでも大丈夫ですよ。