「牡蠣工場」

連休中だからというわけではないのですが、
福井の話はちょっとお休みして、今日もお出かけした話を。

今日はひさびさに映画を見てきました。
場所は、渋谷にある「シアター・イメージフォーラム」です。

この映画館に行ったのは実に2年半ぶりで、
前回行ったときと同じ監督の作品「牡蠣工場」を今回は見てきました。

タイトルを聞く限りはグルメ映画のようにも聞こえますが、
たしかに、映画の序盤は、ああ、牡蠣おいしそうだなーって感じで。^^

この映画は、想田監督の「観察映画」ですので、
牡蠣工場の日常のようすを淡々と映して出しているのでした。

監督はこの映画で“日常に潜む「変化」”を見ることができるとしていて、
なるほど、牡蠣の養殖工場の日常を映し出している中でも、
後継者の問題をはじめとした移り変わりを示しているわけですね。

宮城から移住してきた人が工場を受け継いだり、
中国から来る出稼ぎの人々を受け入れたり、
そうやって、日々の生産が支えられているのだなと。

消費している我々にとっては、
いつものように供給されているいつもの商品なわけですけど、
さまざまな縁やめぐり合わせなどがあって、それらが受け継がれていると。

言われたらそんなことは当たり前の話で、
自分たちも同じようなことをやっているんだと思うんですけどね。

「牡蠣工場に世界の縮図が見える」ってことを事前に聞いていて、
それってどういうことなんだろうかと思って見に行ったんだけど、
なんだかわかったような気がしました。

それにしても、中国から来ている人々はすごいですね。
言葉も通じないのに、仕事をどんどん覚えていくわけで。

あれが、体で覚えるってことですよね、まさに。

通訳さんがいればいいんでしょうけど、
それを雇うだけの余裕があったら、わざわざ中国人を連れてこないわけで。

「就職難って言ってるけど、仕事はいくらでもあるんだよなー」って、
牡蠣工場の方が言うんですけど、本当にそうですよね。

いろいろなレベルが人によって違うわけで、
そこから社会問題も発生していっているんでしょうね。

就職難とか、ニートとかもそうだし、少子化もそうだと思うし。
いろいろと考えさせられる映画でした。