めずらしい辞典
- 2013.07.26
- 日記
週末はなんだか天気が微妙みたいですね。
今週末からいろいろと出かける月間が始まるので、
できれば雨は勘弁してもらいたいのですが…。
さて、昨日の話の続きなんですが、
8年ぶりに行ったその喫茶店には本棚があって、
そんなにどっさりと本があるというわけではないんだけど、
写真集とかいろいろな本が入っていて、
その中に、おもしろい辞典を見つけたので見てきたのでした。
その辞典は8年前に行ったときに見つけて、
なかなか珍しい辞典だったので、今回もちょっと見てきたのでした。
何かというと、「新漢英字典」というもので、
「漢和辞典」ではなくて「漢英字典」なんですね。
漢和辞典は漢字の意味を日本語で説明しているわけだけど、
漢英字典は漢字の意味を英語で説明しているんだよね。
英英辞典も見ているとなかなか面白いけど、
この漢英字典もけっこうおもしろかったのでした。
まず調べたのは自分の名前の漢字なわけだけどね。
で、索引(インデックス)も変わっていて、
読みからも調べることができるんだけど、
「System of Kanji Indexing by Patterns(SKIP)」という、
独自の「字型式検字法」というのを採用していて、
その分類に応じて漢字が並べられているのでした。
普通の漢和辞典を調べると、
最初に掲載されている漢字は「一」になると思うんだけど、
このSKIPに基づいた場合は、最初の漢字が「刂」になっていました。
「りっとう」ですね。
じゃあ、「一」はどこに出てくるのかと調べてみたら、
なんと3341番目だったんですよ。驚きですね。
この字典では漢字の型を3つに分類していて、
「偏(へん)」と「旁(つくり)」からなっている左右パターンと、
「冠(かんむり」と「脚(あし)」からなる上下パターンと、
「構(かまえ)」「垂(たれ)」「繞(にょう)」などの囲むパターン、
そんな感じになっているのでした。
で、実は「一」はこのどれにも入らないってことになっていて、
それらは字典の最後に追いやられているので、
なので、そんな順番になってしまっているんですね。
「一」より「二」の方が先に出てくるってのは、
日本人的にはなかなか理解しづらいところではありますが、
意味からではなくて型から入るとそうなっちゃうんですねー。
ちなみに「二」は上下パターンに分類されてました。
世の中にはいろいろな辞典があるんですね。おもしろいですね。
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