紀の國屋と紀の国屋

ずいぶんと強い台風が来ているということで、
これから注意しておかないといけないですね。

関東は金曜日あたりが大変なのかな?

さて、今回は最中(もなか)の話なんですが、
世の中には似たような名前のお店があるもので、
子どものころに食べていたものだと思って食べていた最中が、
実は、違うところのだったってのにようやく気付いたのでした。

子どものころからよく「紀の国屋」の最中を買ってきてくれて、
つぶあんの中にお餅が入ったのと、しろあんの中に栗が入ったのがあって、
つぶあんにお餅の方が好きだったですけどね。

で、それをデパートとかで見つけるようになって、たまに買ってたんだけど、
昔に食べていたのは「紀の国屋」のものではなくて、
「紀の國屋」のものだったんですよね。なんとまあ。

何で気づいたかというと、「紀の國屋」は日野に本店があって、
そこのお店に実際に買いに行ったことんもあるんだけど、
先日買った「紀の国屋」の最中が入っていた袋の横を見たら、
本店が武蔵村山だって書いてあって、日野にお店がなくて、あれ?って。

で、ネットで調べてみたら、「紀の国屋」と「紀の國屋」は違うと。

似たような店名で、最中の形も味のラインアップも同じだったら、
そりゃ間違えますわな。まあ、真の最中好きなら気づけって話かな?

ならばと、ちょうど「紀の国屋」の最中を買ったばかりで、
「紀の國屋」の近くに行く用事があったから、食べくらべてみました。

まずは、つぶあんの中にお餅の方ですが、
左が「紀の國屋」の「寶船最中」で、右が「紀の国屋」の「相国最中」。

「紀の国屋」の方は、栗のと区別するように「つぶあん」の表記が。
一方、「紀の國屋」はそういう表記がないので、表の色で区別するんです。

だから、子供のころは間違えて違う方を食べちゃったりしたんだよね。
そこを区別しやすくしたんだなーって感心してたんだけどね。

味はというと、「紀の國屋」の方が甘くて、お餅ももちもちでした。
(断面の写真は、左が「相国最中」で右が「寶船最中」に)

ただ、皮が「紀の國屋」の方が固いんだよね。
「紀の国屋」の方はほろほろ崩れてしまう感じでもろいのです。

外は「紀の国屋」で中は「紀の國屋」なのがいんじゃないかなって。
あくまでも個人の感想ですよ。

まあでも、つぶあんの方はそこまで大差ない感じでしたが、
栗はけっこう違いましたね。そこでまた昔を思い出すことに。

「紀の国屋」の方は区別しやすくするためにちゃんと栗のマークが。

表示の色が「紀の國屋」と「紀の国屋」で逆転してるのがまたおもしろい。

そして、割ってみると一目瞭然。
「紀の國屋」の方には大きい栗が真ん中に入っているのです。

そう、これが苦手だったんだって。あんま栗好きじゃないもので。

でも、「紀の国屋」の方が細かい栗が入っているだけなので、
自分的にはそっちの方が食べやすくていいんですよ。

ということで、つぶあんは「紀の國屋」、栗は「紀の国屋」という結論に。

ただ、「紀の國屋」の方はそこまでお店がたくさんないので、
なかなか買うことができないというのが実際のところで、
なので、基本的には今まで通り「紀の国屋」にお世話になりますです。

それにしても、この2つのお店の関係ってどうなっているんでしょうね。
まったく関係ないってこともあるのかな。不思議ですね。

※追記
「紀の国屋」は2022年5月に廃業となり、「相国最中」は食べられなくなってしまいましたが、
その後、「匠紀の国屋」の開業により味が引き継がれています。

日野市の「紀の國屋」は引き続き営業中ですので、「寶船最中」は引き続きいただけます。

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