投資先を考える

今日は雨。そして、ようやく連休中の予定が決まりました。

数週間前までは奈良に行く予定ですが、また見送られちゃいました。
なんかこのままだと、奈良に行くのは来年になりそう。そんな予感。

さて、この話をいい加減書かないとなーということで。
先週に行ってきたEarth Day Tokyo 2010」で聞いてきたお話。

和民の社長の渡邊さんが話していたステージの真ん前に、
「エコ金融エリア」というブースがあって、
そこで聞いた話が今回はとてもためになったのでした。

A SEED JAPANというNGOが中心にやっていたところで、
Action for Solidarity, Equality, Environment and Development
の略が「A SEED JAPAN」なんだそうです。

日本語で言うと「青年による環境と開発と協力と平等のための国際行動」で、
環境問題を中心とした活動をしているみたいですね。

で、そこで展開していたのは「どこに行ってる? 私のお金」ってことで、
銀行がさまざまな企業に融資を行っているわけだけど、
その融資先がどこなのかが見えてこないので、
その情報を公開してもらおうという話なのでした。

このプロジェクトは、JCBLというNGO共同で行なっていて、
このNGOは、地雷の廃絶について活動をしているところなのです。

で、海外の話だけど、
ある銀行が地雷を製造している企業に融資を行っているということがわかり、
地雷の廃絶を訴えている人の預金がその地雷製造企業に行っていると。

そんなの、その人からしたらありえないよね。
そんなところに融資していることがわかったなら、はなから預金しないし。

そんな話なのでした。

企業は基本的に利潤のみを考えているので、
元金と利子をきちんと払ってくれるならどんな会社でも融資するんでしょうけど、
そこは企業にも社会的責任があるわけですよね。

まあ、百歩譲って、そういう企業に融資しても良いとしても、
その情報を公開することで、預金者に選択の余地を与えるべきではないかと。

今は、社会的責任投資(SRI)ということも重視されてきていて、
しっかりとした企業に投資を行なうというのが増えてきているわけです。

まあそれは、企業側の姿勢ももちろんですが、
投資先を選ぶ我々にも一定程度の意識が必要なわけですけど。

貧困国に対する援助ということで募金をしても、
そのお金が軍事政権に流れて兵器を買われているなんてよく聞く話。

その先がどうなっているのか、
ちょっと気にするという意識を持つだけでも違うのかなーと思ったのでした。

いろいろと探り出したらきりがなくて…、といわれるかもしれませんが、
まあそれでも、わかっていたいことだってあるわけで、
もちろん、知らぬが仏ということもあるかもしれませんが。

ただ、こういう考え方は。
映画「いのちの食べかた」なんかにも共通している思いだとは思います。

※この記事の内容が25日に一時的に改行なしの状態で公開されていましたが、
投稿画面の仕様変更による私の操作ミスです。失礼しました。

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