ライフル射撃をつぶすな

今日はけっこう暑いですね。
でも、風は涼しい感じかな。からっとしているからね。

さて、私は高校のときにライフル射撃部に所属していたのですが、
さっき、Yahoo!ニュースを見ていたら気になる記事を見つけました。

なんでも、昨年の12月に銃刀法が改正されて、
高校生がエアライフル射撃という競技がやりづらくなっているとか。

高校のライフル射撃では、
基本的にビームライフルといって、銃からは光が発射されて、
的がその光を感知して得点を表示するというものをやっているんですが、
ある程度の技術を持った選手はエアライフルも競技するようになるのです。

エアライフルは空気の力で弾を飛ばすもので、
鉛でできた弾を撃って紙でできた的を撃ち抜くのです。

BB弾を撃つようなものとは違ってかなり本格的で、
選手として大会に参加するためには講習を受けなければなりません。
(それにプラス、大会である程度の成績を出さないといけません)

ただ、練習をするだけなら資格は要らなくて、
所定の射場であれば、ほかの人の銃を借りて練習することができたのでした。

おれも、高1のときに参加した合宿で撃たせてもらいました。
あれはすごくいい経験でしたよ。

実際に的に穴が開くわけで、ど真ん中を開けることが1つできて、
その的は今でも大切に持っているのでした。

で、今回の改正ではそのあたりが変わってしまって、、
これまでは新入生でも指導者の銃を借りて射場で練習することができたのが、
講習を受けて資格を得ないとだめになってしまったのだとか。

これじゃあ、ほとんどの人はエアライフルに触れる機会もなくなって、
エアに進もうという気が起きなくなっちゃうと思うんだよね。

さらに、手続きにも時間がかかりすぎで、
選手が大会に出場できないケースまで出ているんだって。

なんだかひどい話じゃないの?

ただでさえマイナーなスポーツなのに、
さらに普及を疎外するような政策は意味がわかりません。

そんなに人々を画一化していきたいのですか?
文化の多様性というのは必要ないのですか?

イギリスでは二大政党制が崩れて、民意の多様化が見て取れるのに、
日本は逆に二大政党制に向かわせているんですからね。

人々の価値観は多様化していっているはずなのに。

くだらないという感じよりも、何か危機感すらおぼえます。
単一化ほど怖いものはありません。

※元記事
高校スポーツのエアライフル種目、銃刀法改正で大会出場に壁
「競技人口が激減してしまう」/神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100517-00000026-kana-l14