『THE FUTURE TIMES』 Gallery & Live

さて、昨日、『THE FUTURE TIMES』のイベントに行ってきたわけですが、
直接、後藤さんのお話を聞くことができたのはとても有意義でした。

イベントの前には、最新号の『THE FUTURE TIMES』の02号を読んで、
バイオマスの記事があって、こういうのが大切だなって。

つまり、この新聞は未来について考えるんですよ。
過去を振り返るだけではないわけですから。

それは、このイベントの夜の部のトーク部分でも出てきて、
どうしても先のことばかり考えすぎだけど、
過去についてしっかり知っておくことが大切だって話になって、
後藤さんが、自分は未来のことばかり考えてしまうからダメだみたいな、
そんなことを言っていたんだけど、それは違うんじゃないかって。

未来のことをしっかり考えられるからこそ意味があるし、
ただ、過去について、大変だったと言っていたって仕方がないわけですから。

だから、俺はこの『THE FUTURE TIMES』という新聞が素晴らしいと思うわけ。

俺は歴史が好きではないわけだけど、
今を語るうえで、歴史を知らなければならないというのはわかっています。

昔のことを忘れようなんて誰も言っていません。

ただ、歴史だけを語っていては何の意味もないと俺は思うのです。

歴史を語る人は、いつもそこで終わるから、だから好感が持てない。
その歴史があるから、いったい何だっていうんでしょうか。
そこのところを語らずして、何のために歴史を語るんでしょうか。

それこそ、単に知識をひけらかしているだけのよう。

「ほら、言ったでしょ。昔からそうなんだよ。」
そうやって後付けで説明しているようにしか見えません。

今回の津波の話も、過去にも大きな津波が来ていて、石碑が立っていて、
それを守っていればあんな被害は大きくならなかったって言うわけだ。

やっぱり、「ほらね」としか言ってないでしょ。

その事実を知っていても、何も今に反映させられないのならば、
それは、そのことを知っていることの意味なんかないですよね。

年寄りがする昔話はだいたいの人が飽き飽きしながら聞きますが、
歴史はまさにその程度に成り下がっているとしか思えません。

せいぜい教養。カルチャースクールのレベル。

ならば、昔のことなんてほとんど知らなくても、
今について警鐘をならそうとしている人の方がマシなんじゃないの?

だから、代替案についてきちんと語れるこの新聞は素晴らしい。
批判だけ、嘆きだけ、報告だけで終わっていないところが素晴らしい。

自分もどれだけ「これから」を語れているのか。
俺の場合も「今」しか語っていなくて「これから」がないかもしれない。

より多くの人たちと、「これから」を考えていけるように、
さまざまな情報を得て、もちろん過去についても勉強していきます。

昼にアースデイ東京2012で聞いた話と、夜のトークライブと、
それぞれをつなげることができたかなーと思いました。

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