「世界が食べられなくなる日」

昨日は渋谷まで映画を見に行ってきたわけですが、
今までだと平日休みがあったので、その日に行けばゆったり見れたんだけど、
今年度は日曜しか休みがないので、混雑を覚悟で見に行きました。

でも、昼からの上映会に行ったのでそこまで混んでなかったけど、
やっぱり人は多くて、ひどい客も散見されて残念でしたが。

わざわざ渋谷まで映画を見に行ったのは、そこでしかやっていないからで、
今回は「UPLINK(アップリンク)」という映画館まで行ってきました。

見た映画は「世界が食べられなくなる日」というもので、
昨年、「モンサントの不自然な食べもの」という映画を見ましたが、
それと同様に、遺伝子組み換え作物の問題点を指摘した内容です。

ただ、この映画は、遺伝子組み換え作物と原発問題をセットにしていて、
どちらも、汚染が始まると止められず、すでにそれは始まっており、
食物連鎖によって凝縮されていくという点が共通していると。

ちなみに自分は前に、この2つは、政策遂行のために政府と企業が結託し、
問題を公表しないままに、科学技術の名のもとに進められている、
という点で共通していると書いていたんですけどね。

遺伝子組み換え作物については、
継続的な実験が行われていないことを問題としていて、
たった3か月間だけの実験で認可されてしまっているんだと。

映画では、極秘裏に2年間にわたる実験が行われている様子を伝えており、
ラットに大きな腫瘍ができていく様子が見られました。

遺伝子組み換え作物自体の安全性の問題もそうですが、
その作物を使うのは、除草剤をまいても作物自体は枯れないからで、
その除草剤自体の有害性が映画では強調されていましたね。

除草剤も含めた農薬は、それを食べる人だけでなく、
農家や農作物を扱う港の作業員にも悪影響を与えているということも。

途上国への進出も問題とされており、
ある意味ではそうやって弱い立場の人々が割を食うわけですよ。

それは原発の問題も同じで、一番に被害を受けるのは子どもたちなわけで、
そういうのをみていると、政治は何のためにあるのかと考えてしまいます。

自由に経済をやっていれば、うまくいく人は勝手にうまくいくわけで、
そこに割って入ってくる政治は、うまくいかない人を助けるためでしょ。

なのに、結局はうまくいっている強者を保護する結果になっている。

まさに政治家は政治屋になっていて、つまりは選挙屋になっていて、
政治とは何のためにあるのかを理解していないのでしょう。

映画の話に戻って、今回は原発問題と一緒になっていましたが、
別にこれは一緒じゃなくてもよかったんじゃないかなーって。

ちょっと論点がぼやけちゃっている感じがしましたね。

まあともかく、遺伝子組み換え作物の問題は重大なわけで、
これからもしっかりと関心を持ち続けていきたいと思います。