変わらない国

アメリカ大統領選挙は結果として大変なことになりましたね。

思い起こせば、今年6月にも同じような事態が起きていました。
イギリスがEUから離脱すると国民投票で決めたのです。

結局は自分たちのことしか考えていないのですね。
同じ民族ですから仕方ないことかもしれません。

さて、次はフランスでしょうか。

先日見た映画「帰ってきたヒトラー」のことを思い出してください。
まさに帰ってきていますね。世界はどうなっていくんでしょうか。

ただ、このような決定が下されてしまうのは、
現在の社会の在り方の変革が求められているからでもあるのでしょう。

いい方法なのかどうかはわかりませんが、
何十年も前から続く方法で経済を立て直そうとして、
いつまでたっても既得権益を抱えている連中が動こうとしない。

そういった構造に対する「NO」であるとも考えられます。

では、この動きに対して日本はどうするのでしょうか。

4年前の記事では、この日は「日本の終わりの始まり」なんだと、
自分はそのように書きました。

でも、実はそこまで終わっていない。話は全然進んでいない。

「保守」とは「怠惰」ということだ、とも書きましたが、
まさにそのようになっているわけですね。

3本の矢だとかなんだとか言っていましたが、
たいした「成長戦略」を実現させることもできず、
だからこそ、彼の経済政策は成功していないわけです。

なぜ実現できないかといえば、
現在の社会の在り方を変えようとなんかしていないから。

高度経済成長の時代で止まっている彼らに実現などできません。

もうすでに世界は動いているというのにね。

そして、その政治を支えているのは、多くの国民であるということ。
次の世代のことを考えずに、既得権益にすがりついている。

働き方を変えられないし、結局は箱モノを作るしかないし、
それでいいとみんな思っているんですよね。

何も変える気ないでしょ。

国民が立ち上がらなければ何も変わりません。

今回のアメリカ国民やイギリス国民の決断がいいのかはわかりませんが、
日本国民が決断することは果たしてあるのでしょうか?

1000兆円を超えるまで負債を積み上げても、
何とも思わない国民には無理でしょうね。

これを読んで、そうだそうだと思っているあなただって、
実際は、この「変わらない国」に加担しているでしょ。

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