「それでもボクはやってない」

ひさしぶりに映画鑑賞です。

この映画はかなり話題になっているみたいだけど、
やっぱ周防監督ってことからなのかね。

11月に「手紙」を見に行ったときのことだと思うんだけど、
映画館に早く着いちゃったから、その辺プラプラしてて、
そのときに「近日公開」ってことでパンフが置いてあって、
そこで興味を持った映画だったのでした。

そのときは「来年公開」なんて書いてあったから、
来年かよって思ってたんだけど、あっという間にその日がきましたね。

映画館についてみると人の山。

本当は明日見に行こうと思ったんだけどね。

明日から学校は入試関係もあって4連休なんですよ。
(でも塾はあるんだけどね…)

なので、塾に行く前に見に行こうかと思ったんだけど、
明日は1日だから、映画の日ってことで混むんだよね。

別に800円余計に払ってもいいから、混んでないとこで見たかったんです。
混んでるといいことないから。

でも、今日は水曜ってことで、レディースデイなんだよね。
なので、人がわんさかいました。

これは失敗したなーって思ったんだけど、
その人たちの多くは「どろろ」や「幸せのちから」を見る方々でした。

なので、そこまでは混んでなかったけど、まあまあいました。

ともかく考えさせられましたね。
帰ってくる間、あれこれ考えてしまいました。

この映画の製作は亀山千広さんだったんですね。
あの「踊る大捜査線」シリーズの仕掛け人の方ですよ。

ってことで、なるほどと。

世の中の不条理というか不合理というか、
そういうものを明らかにするってのが狙いなわけですよね。

「踊る大捜査線」だって、警察組織・官僚組織がいかに不条理なのか、
それを示しているわけですからね。

で、そんな関係からもあるけど、
この映画は「容疑者 室井慎治」とセットで見るといいと思いました。

さらなる感想は「続きを読む」からどうぞ。


こういう映画を見ると、
結局何が悪いのか、なんて話をしたがるのかもしれないけど、
誰も悪くないんですよね。

悪いとすれば、犯罪を犯す人間かな。
そんなのがいるからこういうシステムが必要になってるわけだから。

被告も被害者も弁護士も警察も検察も裁判官も、
みんなそれぞれメンツってものがありますからね。

それを守るために必死だってことだけだと思いました。

その中で気になったのは、
「裁判官は無罪であるという確信がほしいんだ」
という一言でしょうか。

まあ、この映画を見終わって、
多くの人がやっぱり他人事だという感覚を持つんだと思うんですよ。

あ、男性は自分も痴漢に間違われるかもしれないってことはあるけど、
別に、自分は弁護士でもなければ警察でもなければ、
検事でも裁判官でもないですからね。

でもね、そんなこといってられなくなるわけでしょ。

2009年からは裁判員制度が始まるんですよ。
みなさんも裁く側になる可能性があるわけです。

そこのところも忘れちゃいけませんよね。

そんな映画を見終わって、
僕は今日も電車に乗って帰ってくるのでした。

そしてまた、満員電車に揺られるのでした。

「それでもボクはやってない」” に2件のコメントがあります

  1. なっちゃいました、ってなっちゃったの?
    無事回避?それとも…。
    両手挙げてるなんてまさに降参って感じだよね。^^

  2. ちゃんと両手上げて乗って帰ってきた?
    リアル「やっていない」になっちゃいました。

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