絶対なんて絶対ない

今日も夜更かししてしまいました。

「朝まで生テレビ」のテーマが地方分権だったのでそれを見たのです。
現役知事も参加しての議論だったのでおもしろかったですね。

で、その前に「タモリ倶楽部」でやっていた、
「東京ボーズスタイル2008」がおもしろかったですね。

ってことで、
この企画に参加していたお坊さんたちが立ち上げているサイトである、
虚空山彼岸寺」に行ってみました。

その中で他のいろいろなサイトとかも紹介されていたんだけど、
お坊さんの1日を体験できるFLASHがあって、これがなかなかおもしろい。

一部、よくわかんないのもあるんだけど、
鐘もつけるし、読経も聞けるし、やってみるとおもしろいですよ。

あと、「お坊さん説法リーダー」というブログパーツもあるそうで、
これは明日にでもわがブログに組み込もうかと思います。

ぜひ、1日に1度クリックしてみてください。

昨年まで2年連続で倫理を教えていたこともあって、
宗教についてはけっこう興味があるところなんです。

まあ、興味があるといってもホントに興味がある程度で、
のめりこむというところまではいきませんのでご安心を。

倫理では世界三大宗教としてキリスト教、イスラーム、仏教をやります。

それぞれいろんな話が出てくるので、
どれがいいとか悪いとかという話ではなくて、
それぞれにいいところがあるので、それを強調しているつもりなんだけどね。

で、そこで共通しているのは、
絶対的なものはないってことなんだと思うんだよな。

正確に言えば、
われわれの世界には絶対的なものはないってこと。

キリスト教やイスラームは絶対的な存在として神がいますが、
絶対的なものは神のみなわけだから、
人間が神になることはできないし、だから人間は絶対的ではない。

仏教は前提として、絶対的なものはないんだってことになっていて、
それを悟ればいいというわけなので、
だから、わかりにくいけどわかりやすいんじゃないかなって思うんだよね。

で、思うのは、
われわれの世界には絶対的なものはないってことを、
それらの宗教を信仰している人が忘れてしまっているんじゃないかってこと。

たしかに、神は絶対かもしれません。
いや、絶対でしょう。

でも、それを信じている人たちは絶対ではないわけだ。

つまり、いくら神が絶対であっても、
それを解釈したり信じたりする人間は絶対ではないんだから、
「これが一番正しい宗教だ」なんて言えないはずなんだよ。

だって、人間は絶対じゃないんだから、そんなことはわからないの。
わかるはずがないから、どうすべきが常に考えなきゃいけないのさ。

なので、神が絶対だっていうのもどうなのかって、
そんな話になるのかもしれないけどね。

でも、絶対なものを信じている自分自身も絶対なんだって、
人々が勝手に思い込むから、だからいろいろと衝突が起こる。

キリスト教やイスラームはいわずもがな、
仏教だって暴動を起こしたりする。

あ、ちょっと難しい話をしちゃいました。

でも、そういうことね。

こんなこと考えられるようになったのも、
倫理って科目を教えてたからじゃないかなって思うわけで、
いろいろな科目を経験するのはいいことだね。

でも、歴史はいやなんだけどね…。