「ホノカアボーイ」
- 2009.03.18
- 映画
今日は映画を見てきました。
毎週水曜日はレディースデーらしく、見ている人のほとんどが女性。
まあ、映画自体がそういう映画だったのかもしれないけどね。
TOHOシネマズのプレミアスクリーンで見れたので、
あんまりその辺は気にならなかったんだけどね。
で、見てきたのは「ホノカアボーイ」という映画なんだけど、
あんまり知名度はないんですかね。
けっこうテレビで宣伝やっているのを見たから、有名なのかと思ったら、
フジテレビが制作委員会の一員なんですね。知らなかった。
この映画のCMを見たときに、
ふと、この映画を見に行きたいなー、となぜか思ったんだよね。
主人公の男の子がご飯を食べて「これ、マジうめー」って言って、
それに対して、倍賞千恵子が「猫のエサですけど」っていうCM。
で、いつ公開されるんだ?と調べてみたら3月って書いてあって、
そんなに先なのかよって思った記憶があるのです。
小泉今日子が主題歌を歌ってるってのも惹かれた理由の1つかも。
あとは、なんかとても純粋なものを求めていたのかもしれない。
で、映画自体はとてもいい雰囲気で、
ゆったりと自由な時間が過ぎていく小さな街が舞台。
キャストもかなり役にはまっていて、
パンフにも書いてあったけど、映画じゃなくて普通の風景を見てるみたい。
俺にとっての郡上八幡に似ているのかなーとも思ったんだけど、
でも、ちょっとやっぱ違うかな。
あんな風にゆったりと時間が過ぎていくのにあこがれるけど、
実際、自分の生活はあそこまでいかないけど、
他の人に比べればずいぶんと自由でゆったりしているものだと思うので、
あんまりぜいたくを言っていてもいけないのかな。
そんなゆったり感にもかかわらず、
いろんな出来事が次から次へと起こるのがなんか違和感って感じだったけど、
2時間に収めるんだからしょうがないのかな。
ゆったりとした雰囲気ってのは、
後半の半分しか見てないけど、「かもめ食堂」に似ているのかなーと。
でも、それともやっぱり違うんだけどね。
あと、あのビーさんってのが、
小さい頃によくしてもらったおばちゃんに似ていたりもして。
「どうして僕たちは何かを失って、大人になるんだろう」
っていうのが、とてもずしっと来ますね。
「ひとは誰かと出会うために生きている。らしい。」
と、冒頭に出てくるだけに。
人の温かさとか想いとかは、うれしくもなるし苦しくもなるし。
でも、俺はけっこうそんなところを避けてきたようなところがあるので、
だから未だに大人になれていないのかなと思ったりするのです。
パンフレットを買ったんだけど、
その表紙の写真を見ると、なんか涙が出てきそうになります。