選挙の公示は天皇の国事行為です
- 2009.08.18
- どれでもない
今日は夕方に出かけました。
といっても、駅前にあるスーパーまでお買い物。
ずっと外出していることが多かったので、冷蔵庫の中身がすっからかんで、
このままだと死んじゃうのです。
休みの日はできる限り外に出たくないので、
今日は我慢して買い物に行って、あとは家でじっとする作戦です。
さて、ようやくといった感じですが、衆議院の総選挙が公示されました。
これから先は政治に関する話題ですので。
今回の選挙の争点は「政権選択」だと言っていますが、
選挙というものは常に「政権選択」という観点で行なわれるべきで、
今さらこんなことを言い出している意味がわかりません。
選挙では「政権選択」を行なうのは当然であり、
その選択を行なううえでの主要な論点が「争点」なんじゃないんですか?
こういうアホなメディアに惑わされている国民がいるから、
特定の政党に300もの議席を与えてしまうわけですよ。
あの議席があったからこそ、政権のたらいまわしが起きたわけだ。
選挙なしに首相が交代したって、
「3分の2」の横暴によって何でも決められる状態だったわけだからね。
そのことを今の人たちは果たして理解しているのでしょうか。
まさか今度は、
もう片方の政党に同じだけの議席を与えるわけではなかろうな。
先日、ある番組で、
太平洋戦争が起こった原因はなんだったのかって話をしていたなかで、
ある人が「一方通行の国民性」を挙げていました。
つまり、ある方向に向けてみんなが一気に進んじゃう、
そんな国民性があるんじゃないかってのさ。
日本人にはバランス感覚ってものはないのかね。
別に、政権交代しちゃいけないって言ってるわけではないし、
どこかの政党がダメだとか言ってるわけでもないのです。
もう少し考えて行動してもらいたいよね。
まあ、今回の選挙は前回の裏返しのようにはならないと思うけどね。
アホなメディアは、
前回は「郵政」のみに焦点を当てたわけだけど、
今回は「政権選択」って形ですべてのテーマになってるわけだ。
1つに絞るのもどうかと思うけど、
まったく絞らないのもどうなんですかね。
単なる怠慢だよね。
しっかりとした議題設定がなされていないので、
みなさんはそれぞれ自分で、どのテーマが重要なのかを設定して、
そのテーマで政策の比較をして、投票行動を決めてくださいね。
福祉でも景気対策でも環境問題でも安全保障でも何でもいいので。
あと、衆院選と同時に行なわれるのが、最高裁判所裁判官の国民審査です。
最高裁の裁判官として不適切だと思う人の名前の上に「×」を書いて、
不適切とする人が過半数となれば罷免されるのです。
ただ、ご存知のように、今までこの制度で罷免された人はいません。
だって、ほとんどの人はよくわからないから、
投票用紙をもらったらそのまま投票箱に入れちゃうからね。
何も書かないと、すべての人を「信任」したことになるのです。
事前に検討する情報がないというのかもしれませんが、
選挙公報には一応紹介が載っているのですよ。
裁判員制度が今年から始まって、国民の司法参加だとか言ってるけど、
この国民審査こそ昔からある国民の司法参加じゃないですかね。
各裁判官がどのような判決を出したのか、知りたい人は、
中立性をやや欠くと思われるサイトですが、以下のものを紹介しておきます。
http://www.jdla.jp/kokuminshinsa/2009shinsa.html
事前に考えていくのがいやだという人は、
投票用紙の受け取りを拒否してください。
間違ってもらっちゃっても、返せますので。
適当に全員を信任するくらいなら、棄権したほうがいいんじゃないかね。
はっきり言って、どっちも無責任だけど、
自ら棄権する行為は、この国民審査制度に対する抗議とも受け取れるので。
ちなみに、裁判員制度の設立に大きく貢献した人も今回の審査対象です。
単に裁判員制度に反対!って言ってるだけじゃダメだよ。
行動に移さなきゃね。
あ、俺自身が裁判員制度に反対だっていってるわけではありませんし、
その裁判官に「×」をつけてもらいたいといっているわけでもありません。
ただ文句言ってるだけで、
なんも行動に移さない人がダメだといっているのです。
ってことでしたー。