モネ展に行ってみた

そろそろ秋も終わりでしょうか。
ということで、駆け込みで芸術の秋を楽しんできました。

昨日のことなんですが、上野公園までお出かけ。

上野といえば国立科学博物館ですが、
今回はスルーして、東京都美術館に行ってきたのでした。

現在、「モネ展」が開かれていますが、
モネといえば睡蓮くらいしか知らなかったんですけどね。

美術館に行くのは、この間の春画展を除くと、
オーストラリアに行ったときに暇つぶしに行って以来ではないかと。

だいたい、そこまで美術に興味ないんですけど、
まあでも、結果から言えば、なかなか楽しかったです。

日曜日ということもあって、入口には列ができていて、
正直、並んでまで見たいのか?とも思ったんだけどね。

みんなけっこう絵の前をスルーしていくし、
あれは、とりあえず見に行くってことが重要なんでしょうかね。

まあ他の人たちのことはいいとして、
最初の方は、なんともよくわからないまま進んで行ったんだけど、
途中から、なるほどーって思うところがいくつかありました。

てか、モネ以外の人の作品があったのにはちょっと驚きました。
そういうもんなんですかね。モネが影響を受けた画家の作品だとか。

たしかに、あとでそれらの構図に似た絵がありましたもんね。
それらと並べて展示しないのは、それが美学ってやつなんですかね。

睡蓮は、赤い睡蓮があるなんて知りませんでした。
なかなか力強くていいですね。普通の睡蓮もきれいだったけど。

そして、最後のフロアーは晩年の作品で、これがまたすごくて、
さっぱり何を書いているのかわからないような感じだったんだけど、
周りの人が「ぼやかして」みたいなことを言っていたので、
なるほど、とメガネを取って裸眼で見てみました。

そしたら、ぼやけることで絵の輪郭が浮き上がってきて、
橋の形や家の形もよくわかるし、道には奥行きが感じられるし。

モネは晩年は白内障の関係でなかなか視力もよくなかったそうで、
でも、その中でも「見えているもの」を描き続けたんですね。

その「想い」を感じ取ることができたのではないかと。

なかでも、青い「日本の橋」はなかなか良かったですね。
「バラの庭から見た家」も2枚を見比べるとなるほどと。

まあ、見方としては全然浅いんだと思いますが、
美術館に行くのもなかなかおもしろいなーと思ったのでした。

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