男子高校生の関心事
- 2016.07.10
- お仕事関連
今日は参議院議員選挙の投票日です。
18歳だろうが20歳だろうが何歳だろうが、
しっかりと権利を行使することが大切です。
さて、昨日は模擬選挙について書きましたが、
実際の選挙では、投票用紙の裏面は白紙になっていますが、
今回の模擬選挙ではその裏面を使ってアンケートを実施しました。
何を聞いたかというと、
「投票先を決定するときに、最も重視した政策は何か」
ということです。
アンケートは選択式になっていて、
社会保障、景気対策、労働政策、教育、子育て、憲法改正など、
全部で12テーマを挙げ、その他として自由回答欄も設けました。
今どきの高校生たちはどんなテーマに感心があるのか、
ちょっと興味があったというところなんですが、
重視した政策の上位3つを集計してみたところ、
なんとも一般的な回答で、おお、そうなのかーと。
一番多かったのは「景気対策」で58人。
ちなみに、投票したのは全部で120人です。なので、半数が重視したと。
「景気対策」を選んだ人たちは、与党側に投票した人が多く、
与党側の提示する経済政策が現実的ということなんでしょうかね。
政権を担っているからこそ、より具体的なのかもしれません。
ちなみに、アベノミクスという言葉は政策集には1か所しか出てきません。
(しかも、掲載されているのは野党側です)
2番目に多かったのは「社会保障」で44人。
そして、3番目に多かったのが「憲法改正」で42人でした。
ただ、憲法改正については、
それを選んだ人たちが、いわゆる革新勢力に投票しているかというと、
必ずしもそうではない感じがあって、
むしろ、第9条以外の主張に関心を持っていたようでした。
4番目は「財政健全化」(27人)で、若い人ならではという感じですね。
自分たちにツケを回すようなことは許さないということでしょうか。
5番目は、原発再稼働などの「エネルギー」(26人)でした。
原発についても、関心を持っている生徒は多いように感じました。
「教育」(12人)や「労働政策」(20人)はそこまで多くなくて、
そのあたりはちょっと意外でした。
「子育て」(20人)は、男子にしては多い方ではなかったかな。
いつもは政治に感心なんてあるのかな?と思っていましたが、
いろいろとまじめに考えているのだなーと感心しました。
これをきっかけに、さらに関心を持ってくれることを期待しています。