天岩戸神社へ

一気に涼しくなりましたね。ちょっと寒いくらいで。
夏仕様から冬仕様に部屋の中を一気に変えました。

九州の旅の話は最後の宮崎までやってきました。
今回は、日本神話ゆかりの地である高千穂を回ってきました。

まずは、天岩戸神社へ。
天照大神が「岩戸隠れ」をした天岩戸と呼ばれる洞窟を祀っている神社です。

到着すると、西本宮と東本宮と社殿が2つあって、どちらに行けばいいのかな?と。
ひとまず、多くの人が向かっている西本宮から参拝してきました。

近くを川が流れていますが、はるか下の方にあって、
向かいの崖というか山の側面に天岩戸があるのです。

拝殿からは天岩戸を見ることはできません。

そしたら、その天岩戸を神社の方が案内してくれるツアーがあって、
30分ごとに開かれているのですが、もちろんそれに参加してきました。

先ほどお参りした拝殿の裏手に回ることができて、
そこから、対岸にある天岩戸を拝むことができるのです。

天岩戸には、古くより人々は足を踏み入れないということで、
保存のための管理等が行われていないことから、
今は洞窟が崩れてしまっているのではないかということでした。

その天岩戸を望みながら、神主さんがいろいろ説明をしてくれたのですが、
例えば、菅原道真は天に上がったのちに天神様という神様となり、
徳川家康も同様に、天に上がったのちに権現様になったと。

そうやって、地上にいたときは神という存在ではなかった人が、
天に上がってから神様として祀られるようになったわけだと。

なので、天照大神も同じように、
地上にいたときは神とは違う存在だったと考えている、とのことでした。

んー、なるほど。これはなかなかいい話を聞けました。

その後、拝殿を出て、神楽殿の前でも興味深い話をしていただけました。

日本人の主食といえばお米ですが、
このお米を日本全国に植えて回ったのが神武天皇だとされているのです。

なので、その神武天皇以降、天皇という地位にある人たちは、代々、
国民が食に困ることがないように豊作を祈り続けていて、
皇后の地位にある人は、カイコを育てて生糸を紡いでいるように、
着るものに不自由しないように願っていると。

そうやって、天皇と皇后は衣と食について祈っているんだということでした。

とても分かりやすい説明でいろいろと話してくださって、
あれは参加する価値のあるツアーでしたね。いやー、行ってよかった。

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