「一枚のハガキ」

今日も暑かったですね。

いつもならこんなに暑くても寝ていられるのに、
今日はちょっと無理っぽい感じだったので、朝に起きてしまいました。

なので、睡眠時間は4時間くらいだったかな。
まあ、お休みなので、どうにかなるわけですけど。

で、せっかく起きたし、家にいても暑いだけなので、
でかければ涼しいわけだからそうしようと。

ちょうど「とくダネ!」で見ようと思っていた映画のことをやっていたので、
じゃあ、それを見に行ってしまおうと考えたのでした。

映画館は「テアトル新宿」で、ちょっと早めに行ったところ、
前2回の公演はすべて立ち見にまでなったと。

俺の見た16時の回も7割くらい埋まっていましたけど、
単館での上映でこんなに混んでいるとはかなり意外でした。

監督の新藤兼人さんは撮影当時98歳で、日本最高齢の現役映画監督で、
この作品を最後に引退すると発表したそうで、
そういうこともあって、人が集まっていたのかもしれませんが、
作品的には、そこまで人が集まるようなものではないかなーと。

いや、別にひどい作品じゃないんだけど、
俺が見に行った他の単館上映の映画とさほど変わらない気がして、
単に、話題だからと見に来ちゃったって人が多かったんじゃないかなーと。

俺はこの映画は昨年の東京国際映画祭に出されているのを見て、
その時から見たいと思っていたんだけどね。

ストーリーはかなりシンプルで、落としどころも予想通りな感じで、
戦争について考えることの多い8月の映画だなーという印象。

よくわからん誰かのせいで始まった戦争によって、
普通に生活していた人々の暮らしが崩れていってしまう。

アニメで「火垂るの墓」というのがありますが、
あれを見たときと同じ感想というか感覚になりました。

何でそんなことになっちゃうんだよって、
普通に考えればそんな結末になんてならないじゃないかって、
もっといい道を歩むことができたんじゃないのかなって、
でも、運命というか、人々との関係というか、
いろいろなものがどんどんと狂っていって、なぜかそうなってしまった。

今回の映画も、1枚のハガキがそうさせただけでなく、
「クジ」によって人々が運命づけられていったわけで、
それは戦争だけじゃなくて、なんだってそうで、
よくわからん誰かのせいで、私たちの人生も変わってしまうんでしょう。

でも、そこで人々を生かしていくのは、
自分自身の持つ信念ではなく、人との絆なんでしょうかね。

他人によって運命を狂わされ、他人によって支えられる。
人生は難しいですね。

それにしても、名作と呼ばれるものはやっぱりよくわかりませんね。
前に見た「殯の森」もそうでしたけどね。

一枚のハガキ」は新宿で先行上映中で、各地では今週末からの公開です。

で、映画まで時間があったので、近くの伊勢丹会館へ。
ここにあった「珈琲舎 バン」はいい感じの喫茶店でしたね。
コールドモカジャバとメキシカンサンド、どちらもうまかったです。

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