イプシロンロケット講演会

昨日のことなんですが、とても貴重なお話を聞くことができました。

学校で開催された講演会に行ったわけなんですが、
テーマはイプシロンロケットの開発に関するもので、
JAXAの方が話に来てくれるということだったので、興味があって。

と思ったら、なんと、開発プロジェクトのサブマネージャーの方でした。
井元隆行さんという方で、そんな方のお話を聞けるなんて…。

なんでも、その学校に勤めている先生の弟さんなんだと。
そんなつながりがあるなんて。なんとも素晴らしい!

ということで、イプシロンロケットについて、お話を聞いてきました。

はじめに簡単な自己紹介があって、それからロケットについて、
そして、イプシロンロケットについてという流れだったんだけど、
自己紹介の中でも驚きのエピソードが語られました。

井元さんは九州大学を出てらっしゃるのですが、
その時の同級生が、宇宙飛行士の若田光一さんなんだそうで。

ため息が出ちゃいますね。

で、まずはロケットについての説明をしていただいて、
安全性を確保しつつも、軽量化をしなければならないので、
ギリギリのところまで削って性能を最大限にする必要があると。

また、地上では完全な実験を行うことはできないので、
打ち上げがまさに一発勝負となってしまうことが苦労するところだと。

さまざまな数式や公式を用いて解析を行って実機を作成して、
それをテストして、解析値が正しいかを確認する作業を繰り返し、
開発までにはかなりの時間とお金がかかるということでした。

それでも、イプシロンロケットは3年間という期間で開発したということで、
これは世界最短だといってよいというお話でした。

ただ、打ち上げまでにはもちろんいろいろなトラブルがあって、
運搬中のロケットが車両故障のせいで立ち往生したり、
打ち上げのために検査の初期段階で通信エラーが出たり、
打ち上げ前の2か月半は過酷な日々だったそうです。

そして、ご存知のように、打ち上げ直前にトラブルがあったわけで、
あのトラブルは、本来ならば打ち上げに影響はなかったそうなんですが、
地上設備とロケットの内部との間に時刻のズレが発生していて、
それを異常検知システムが見つけて自動停止したんだとか。

その差はわずか0.07秒だったそうです。

それがわかった時はそうとう落ち込んだということでしたが、
周りの応援の声もあって、最終的に打ち上げに成功。

井元さんは子どものころから宇宙関係の仕事にあこがれて、
最終的に夢をつかんだということでしたが、
そういった個人の情熱と周囲との協力が成功のカギだったのですね。

イプシロンロケットは、現在、来年の打ち上げに向けて開発中で、
将来的には、1年に1回は打ち上げられるようにしたいとのことでした。

最後に、ロケットの開発は、
「苦しいことも多いが、誇りと情熱を持て、なんといっても楽しい!」
とのお言葉が。

子どもたちも夢を持ついいきっかけになったのではないでしょうか。
貴重なお話を本当にありがとうございました。