「We Love Television?」

12月になりましたね。今年もあと1か月です。
平成もあと1年半だっていうしね。いろいろあっという間なんだろうなー。

さて、もう10日ほど前のことになってしまいましたが、
渋谷まで映画を見に行ってきたのでした。

連休ができたので何か面白そうなことないかなーって思って、
いろいろ調べたら、おもしろそうな映画をやっているのを見つけて、
でも、それが1日1回、夜だけの上映ってことで、連休にはもってこいだなと。

見てきたのは「We Love Television?」という映画で、
“視聴率100%男”と呼ばれていた欽ちゃんこと萩本欽一さんが、
ふたたび視聴率30%を取るバラエティ番組を作ろうとするドキュメンタリー。

「電波少年」で有名な日テレの土屋さんが仕掛け人となって、
彼の誘いで欽ちゃんが番組作りに取り組んでいくわけですが、
その中で、視聴率30%を実現させてしまう欽ちゃんのノウハウと何なのか、
それを明らかにしていこうとするのがこの映画だということでした。

実際に、収録した番組は2011年7月に放映されていて、
テレビの地上アナログ放送が終了する記念番組だったそう。

そんな番組があったなんて全く知りませんでした。
ということで、その番組自体は自分は見てないんですけどね。

それでも、番組作りの過程を見れたのはとても興味深くて、
バラエティ番組というだけでなく、仕事というものをしていくにあたって、
どんな意識を持って取り組むのか、とても勉強になりました。

今の人は特に「すぐに安心したがる」と欽ちゃんは話していて、
それではダメで、常に考え続けて行かなければいけないと。

彼は、どんなことでも思いつきですぐにやってしまうんだとか。

思いつきだから8割がた失敗するらしいんだけど、
そもそも、思いつきでやったんだから失敗するのも当然だと開き直れて、
そこから次を考えていくこと大切なんだという話もしていました。

あとは、能力のある人に対してはしっかり期待をするってこと。

ある意味では追い込んでいくわけだけど、できる人は追い込まれるからこそ考えるし、
そこからすばらしいものが実際に生まれ、そして最後にしっかり評価する。

一方で、できない人には全く期待しない。ハードルを下げまくる。
そうすると変なプレッシャーを抱えずに自然にやっていくことができるし、
でも、いつかは能力のある人のように期待されたいから、向上心も湧いてくる。

ああやって人を育てていくんだなーって。

もう上映している映画館がわずかみたいなんだけど、
見る機会があれば、ぜひとも見てみてください。

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