「ディア・ドクター」
- 2009.06.29
- 映画
今日はお休み。でも、暑くて早めに起きちゃいました。
天気予報では天気悪いって言ってなかったっけ?
でも、おかげで布団干してしまったり、洗濯できたりしたのでよかったです。
さて、今日も映画を見てきました。
笑福亭鶴瓶が主演の「ディア・ドクター」です。
詳しい感想は後に書きますが、いやー、ともかくいい映画だった。
上映している映画館があんまり多くないみたいなんだけど、もったいないね。
他のブログとかで感想書いてるのをちょっと事前に見たんだけど、
「最後がわかりにくい」って書いてあったのが多かったのね。
いやいや、前作の「ゆれる」よりもはるかにわかりやすいでしょう。
このわかりにくさがいろんな側面からいろいろ考えるのを可能にしていて、
だからといって、丸投げでもないってところもすばらしいと思うんだな。
これを「わかりにくい」って切り捨てちゃう人には、1800円はもったいないね。
俺はすげーいい映画だと思いました。
では感想を。今回はネタバレ度高いかも。
今回の映画なんだけど、「嘘」ってのがテーマになってるよね。
で、その嘘もいくつかあるわけだけど、
そのうちの1つは、実は見る前に知っちゃっていたんですよ。
何でかっていうと、鶴瓶がテレビで言っちゃったのを聞いたから。
ミヤネ屋に鶴瓶が電話で出演したことがあって、そこで映画の話になって、
司会の宮根さんが「今回は医者の役ということで、すごいですね」って言ったら、
鶴瓶が「ええ、まあ…。でも○○なんですよ」って。
おいおい、そこでオチ言っちゃダメだろ。
なので、ちょっと残念な気持ちで見始めたんだけど、
その嘘よりも、他にも嘘がいろいろ入り混じっていて、
嘘がさまざまなものを支えているのだなーという感じ。
ただ、最後に伊野は偽物よりも本物を選んだのかなって思ったのでした。
(伊野というのは鶴瓶が演じていた医者の名前です)
偽物のつながりじゃなくて、本物のつながりをね。
この辺は映画見て考えてください。
で、見ながら思ったのは、
やっぱ、何が本物で何が偽物なのかってのは難しいなって。
例えば、同じ免許を持っている職業として教師がありますが、
じゃあ、免許を持っている教師は本物の教育ができているのかなーと。
免許がなくても大学教授になれるわけだけど、その教育と比べてどう?
さらに、塾の先生だって免許持ってなくてもいいわけですよね。
(だいたいの人は持ってないと思います)
でも、俺は学校と塾と両方を見ているわけだけど、
かなりいい教育を実践している塾の先生ってけっこういますよ。
だから、免許があるとかないとかではないわけだよね。
さらに言えば、教育は家庭でも行われるわけだ。もちろん免許ないよね。
じゃあ、一番重要な教育ってどれ?
やっぱ家庭での教育じゃないの?
これがさっき俺が言ったことの意味。本物のつながりの方が大切ってこと。
あと、これまでの話とは全く関係ないけど、
実力がない人でも、カリスマ性を持ってしまえば、
周りに実力がある人を置くことでなんとでもできるんだなーって。
そんなことを警告しているようにも見えたね。
最後の方の駅のホームのシーンが、
若干だけど、「ゆれる」のラストシーンに似ててね。あれよかったね。
沖縄かなんかの離島にでも行くのかと思いきや、まさか…。
ってことで、笑える場面も多数なので、是非ともご覧ください。
上映館については、WEBサイトでご確認を。
超大物のサプライズ出演もありです。
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